モデルガンとガンエフェクト分の補給も兼ねて…

YouTubeで、こんな映像を発見した。



…平成元年に放送された「金曜ロードショー」より、「クライムハンター 怒りの銃弾」のアバンタイトル映像だ。

水野晴郎さんによる見どころ解説に始まり、本編のハイライト映像とともに劇中に登場するプロップガンを紹介した映像を経て本編に入る…という内容のようだ。

東映制作によるVシネマの第1作である「クライムハンター」は、北米のある都市の日系人居住区を舞台に、凶悪犯罪に挑む刑事の熱闘を描いた世良公則さん主演のハードアクション作品で、後にシリーズ化もされた。…「太陽にほえろ!」や「ベイシティ刑事」などで馴らした世良さんのガンアクションとともに、納富貴久男さんの率いるBIGSHOTによる高度なガンエフェクト(銃器を用いた火薬・特殊効果)も作品の大きな見どころとなった。

劇中に登場するプロップガンには、世良さんの扮する主人公・ジョーカーの愛用するベレッタ・M92F(ACG・M92SBベース)をはじめ、コルト・キングコブラ(MGC・トルーパーMK3ベース)やS&W・M29カスタム(コクサイ・M29ベース)、クローム仕上げのライアットショットガン(MGC・M31RSベース)など多種多様な銃器が登場している。

…これらのプロップガンは、いずれもプラスチック製のモデルガンではあるけど、厳重な日本の銃刀法の範囲内で欧米にも匹敵するより高度な銃器の描写を目指した造り手のこだわりを感じて取れる作品なので、一度見てみる価値はあると思う。