mixiユーザー(id:9555470)

2015年05月03日16:57

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何でも手作りは確かに美味しいんですけどねぇ

ついこの間のことである。少ししかいらない白菜、2箱きた。誰が発注したって?おいらじゃないよ。
使えという指示。…3連休前である。その間冷蔵庫に入れておいたら痛むのは目に見えている。
しかし使える量は限られている。しょうがないので急ぎ働きでキムチを作ることにした。ちょうど、○社製のキムチの素の在庫があったのでそれを使って。
同僚のPがそれを見ていた。Pは若いが調理場の二番目。ほぼ一人で毎日がんばっている。そして彼は自然志向。とてもすばらしいと思う。化学調味料や出来合いのものを極力使わずなるべく自家製のものを出そうとする。
キムチの素を白菜にかけ始めたときにPが「自分で作ったキムチソースを使え」と言い始めたのである。あまりしつこく言うので「値段が合えば良いけど、新鮮なイカとか、いわしなんか手に入ればいくらでもやるよ。」といってみた。
P「そんな物入っているわけない。唐辛子とにんにくと塩だけだろ。」
基本的にはそれが大部分を占めるが、そのほかに魚介が入らないとあの味が出ないのである。
調理長がからかい半分にビンに書いてある成分表を読み上げ「さばと魚介成分使ってるよ」と言ってその場は何とか終わったのであるが…

彼とはこのような事で数年越しの「戦争」をしている。
おいらは、だしは粉末のものを使うし、味噌ラーメンの素などは缶入りのものを使う。それをそのまま使うのではなく、それに何かを足すのであるが、足すものも出来合いのものが多い。
同僚曰く「アジア化学工場」

鰹だしや昆布だし、鰹節や昆布から取れれば一番美味しいのであるが、仕入れの値段が高い。それに、ドイツ人好みの目鼻立ちのしっかりとした味を出そうとするとさらに多く使うことになる。安い昆布を使ってみたことがあるのだが、おいらに言わせても味が出なかったのである。かなりの量を使わないとだめなのである。じゃあ、値段の高いいいものを使ってみるか、と言うこともできるのだが、うちは社食で、売値が安い。そして、あまり高くなるとお客さんも敬遠するのだ。
しょうゆや、味噌を仕込んでもいい。製造過程の温度調整に気をつけなければいけないし、排気の設備が完全に整っているわけではないので途中で発生する、あのなんともいえないにおい、おいらは子供のころからなれているのだが、ドイツ人にはどうであろうか?が社食いっぱいに広がることになる。それに時間がかかる。
中華のテンメンジャンや豆板醤作ってもいい。豆を発酵させなければならないし(これもかなりにおうと思う)。時間がかかる。
中華の基本「湯」を取りたいと常々思っていて取ったこともあるのだが、残った鶏肉を使う機会が限られているので在庫が増える一方になってしまう。冷凍庫もほぼ一杯だし。そして作っている最中にいつの間にかパセリなぞの「香草」が知らぬ間に放り込まれているのである。出来上がりにあの香草の香りが非常に邪魔。
タイカレーの素、うーんレモングラスや、えびの殻など仕入れねばならぬ。

アジア系の食は魚介や発酵調味料を多く使う。ドイツだと仕入れ値が割高のものばかりである。
それに対してヨーロッパ系は肉や、クリーム、ワイン、香草など。アジア系に比べ割安である。

本当に戦争、仕掛けてみようかな。仕入れの値段気にせずにバンバン買う。使う量も気にせずに望みの味が出るまで使う。どのくらいコストがかかるか、見せてやってもいい頃だろうか。
論争をすると、ドイツ語の面でいらいらしてくる。でも、言うだけ言ってみるかね。初めてのことではない。

頭痛いっす。
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