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2015年04月28日22:52

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馬鹿しか湧かないmixiニュース

■【詳報】JASRACが最高裁で「敗訴」 放送局との契約で新規参入業者を「排除」
(弁護士ドットコム - 04月28日 20:41)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3394493


「JASRACが敗訴した」

この一点のみに食いついて大勢のアホウどもが鬼の首を取ったようにはしゃいでいる。

判決の内容すら理解せずに、である。

この裁判の主旨はこうだ。

「JASRACが行っている包括契約は新規事業者の参入を排除している」

これがどういう事なのかをまず理解しような?

まず「包括契約」とは何か?

他の事業者に比較して大量の管理著作権物を所有するJASRACが
その著作権物単体個別に著作権料を徴収した場合、非常に高額の負担が利用者に生じる。
そこである一定の利用料を定めて、それ以上の著作権料を徴収せず
利用者は大量の著作権物利用を正規料金よりもはるかに安価に利用できると言うシステム。

判りやすく言えば著作権使用料に関しての「パケ・ホーダイ」みたいなものである。

で、新規参入事業者はJASRACに比較してそれほど多くの管理著作権物を所有していないので
個々の著作権物利用のニーズが生じにくい。
どうしても単体個別での著作権利用料の徴収しかできないってのが現実としてある。

そこで今回の判決を喩えて言えば

「新規参入事業者がかわいそうだから同じ料金で勝負したれ。パケ・ホーダイは不可」

要するに「ユーザーサイドの利用利便性など」全く考慮していない判決なのである。

今回の判決は放送局に関してのものだが、これがどういう形で現れるかと言うと

まず、地域限定局等の小規模ラジオ局はやっていけない。
包括契約があるからこそ捻出できていた費用が出せなくなってしまう。
音楽番組などは壊滅状態になるだろう。

次に全ての放送局でBGMも含めた音楽の使用が激減する。
予算が出せないのだから利用を控えるのは当然の流れである。

音楽番組も縮小傾向になるだろう。

さらに懸念される事を述べていこう。

ライブハウスの利用料が高騰するだろう。

カラオケ店の利用料金も高騰するだろう。

ニコニコ動画などでの音楽使用も限定されるだろう。

JASRACは収入が上昇するかもしれない。
価格を抑えた利用料ではなく、正規の単体個別の利用料を使用者から徴収するだけだからだ。

新規参入事業者は廃れるであろう。
音楽の利用そのものが激減して、ニーズが今以上に縮小されるためだ。

包括契約と言うのはユーザーフレンドリーのシステムである事を理解せねばならない。

新規事業者は先ず自社所有のコンテンツの充足を図るべきであり
その上で同じ包括契約での事業参入を進めるべきなのである。
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