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2015年04月26日16:51

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民主党頭首岡田の発言

最早泡沫政党(と言いたいがそうではないのが悔しい)民主党の岡田党首ですが、その発言がおよそ政治家とは思えない認識判断なので書き残しておきたいと思い、ペンを採る事にした。

http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NN93IK6JIJUY01.html

1つ目はこれ。TPPの時もそうであったが、「他国が参加する、だから参加しなければ」と言う論理的でない考え方は捨て去るべき。日本はアジアに関してはADBと言うインフラ銀行の代表国です。このADBを「もっと利用しやすいように、資金を増額して審査を少し緩和し発展させよう。」と言うのなら正解ですが、中国の様な無秩序の国が主導する銀行に金を出資しようなどと馬鹿げた話です。

個人的に大前研一は嫌いですが、このAIIBに関しては同意見です。

http://www.news-postseven.com/archives/20150423_317540.html

そもそもはと言えばブラジルなどブリックス(ロシア、インド、中国、南アフリカの5カ国)と共同で設立するはずだった「新開発銀行」が頓挫した事から始まった構想です。中国のGDPなどの統計はあてにはならないが、一応経済力を付けて来た中国が次にターゲットとして狙ったのは「アジアの覇権」です。これは軍事的侵略を含む、経済圏の構築、現代の植民地化と言い換える事も出来る。その為には各国のインフラ事情に関与して於くのは極めて重要な意味を持つ。

大前氏が指摘するように膨大な不良投資を行って大失敗する可能性は極めて高い。そもそも投資対象として相応しいのならADBがとっくに貸し出している。AIIBが投資するのはADBやIMFが「回収不能」と判断する物件ばかりになる可能性がある。また中国はこれを機に人民元を国際通貨にする目論見もある。早速このAIIBでは人民元を使って流通する、と宣言している。人民元は現在中国国内でも偽札が山ほど流通している「世界一偽札が多い」通貨である。そんなものが国際社会で信用を得られるわけがない。

もう一つ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150424-00000570-san-pol

これはもう三橋貴明氏がブログや本で散々言っているので理解している人は多いと思うが、「まやかし」です。借金をしているのは「政府」であって、国ではない。貸し手が誰であるのか?が重要であり、政府の負債を国の負債と混同させている。日本がもし韓国のように、「貿易で成り立っている」のであるなら、国際信用は極めて重要であり、政府負債=国の借金と見なして警戒する必要がある。なぜなら為替に大きく影響してそれは自国経済と連動するからです。

しかし日本は内需が7割を占めるアメリカに次ぐ内儒大国なのです。しかもこの政府負債は100%自国通貨、円建てであり、外国資本であっても国債の購入は円で買うわけです。多くの負債大国の問題はそれが外国の通貨で返さねばならない、すなわち為替が下がればそれだけ大量のドルなり円なりが必要になるわけです。これが決定的な差なのです。ハードカレンシーである事が大きな意味合いを持つのは国際市場の場で取引の際に使用可能かどうか、です。

極論を言えば1000兆円刷らずとも銀行の口座へクリックするだけで借金は消えます。「そんなバカな」と思うでしょうが実際にそうなのだから仕方ありません。そもそも「金」とは概念であり、実際の物質的な価値ではありません。

わかり易く言えば「日本政府が円を無制限に発行する」としても、国際社会が「日本は無制限に見合う価値がある」と判断すれば何も問題はないのです。その価値の判断が国債の金利という形に現れるのです。日本の国債の金利は10年物長期でも0.238%、1年物〜3年物の短期国債はなんとマイナス0.1%です。数字だけで言えば国債を売れば買った側から金利が受け取れる、というわけがわからない状態になっています。これはすなわち金が有り余っている、と見なすことも出来る。為替や金利は変動制であり流動性が高いので明日どうなっているかはわからない。しかし現時点で岡田氏の言っている事はデタラメです。
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