グルメの部屋(872)ルメルシマン オカモト 個人的には三本指に入るお気に入りのフレンチレストランでのワイン会

グルメの部屋(872)ルメルシマン オカモト 個人的には三本指に入るお気に入りのフレンチレストランでのワイン会
フレンチ
住所: 東京都港区南青山3-6-7 b-town 1F 03-6804-6703
(評価)☆☆☆☆1/2☆(＊評価基準:☆5=毎週行きたい/ ☆4=月1回は行きたい/ ☆3=年一回程度/ ☆2=もう行かなくても/ ☆1=絶対行きたくない）
(コメント)
過去色々フレンチを食べ歩きましたが、個人的には三本指に入るお気に入りのフレンチレストランで久しぶりにグルメ仲間5名でのグルメ&ワイン会を主催しました。今回の目玉はこの店の皆さんの評価と昨年ボローニァに行ったとき購入した「ルーチェ」赤ワインを持参しての評価でした。この店は料理を通じて一人でも多くの人を幸せにしたいという岡本英樹がオープンした青山裏通りの隠れ家的レストランで店名の『ルメルシマン』とは感謝の意だそうです。個人的に好きな京橋の「シェ・イノ」出身のシェフでここのソース主体の料理が気に入っているレストランです。夜のデギュスタシオン(11,000円)をいただきました。
内容は下記。
・カリフラワーのムース/蟹とコンソメのジュレ:この店のスペシャリテ
・ホワイトアスパラガスとオマール海老のソテー/個人的には大好きな一皿
・ポロ葱のフランと帆立貝
・フォワグラのポワレと筍
・北海道産平目のポワレ
・青森県産鴨胸肉のロースト/鴨は好きでないですがここのは素晴らしい
・チコリコーヒーのババロワ
・苺のスープ仕立て
・コーヒーとミニャルディーズ
アミューズ、前菜のどれも素晴らしいものでした。とにかく食材を引き立てるソースがすばらしい。魚料理、肉料理ではソースが食材の邪魔をせずに、引き立ててくれます。ひとしなごとのポーションも丁度良くこれだけの品数も満腹にならずに完食できます。これが結構大切でいつもデザートの前で満腹になつてしまうので最後の満足度が落ちるのですがここのはそれがないです。お料理の一つ一つの存在感はどっしりとした印象ですが、重すぎず、軽すぎず、落ち着いた、そして、丁寧に仕上げられ、それが食べ手への深い「おもてなし感」を感じさせるお料理でした。
料理は文句ないのですが料理の説明がマニュアル通りが気になりました。また場所が表参道から住宅地の奥に徒歩8分程度のわかりにくいロケーションなので何度来ても迷ってしまいます。そのせいか平日でしたが我々5名以外は客がいなくて寂しかったですが、おかげでゆっくり食事できました。
今回のワインは持ち込みの赤ワイン「ルーチェ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ/ 2009」の他にこの店のシュンパーニュ「ルイロデレール」11,400円と白の「ムルソーレナルヴォー 2011/」15,000円をお願いしてひとり19,000円でした。皆さんの感想も味に厳しい4名皆さん素晴らしいとのこと。また持参のボローニァの酒場で購入してきたルーチェも最近飲んだ赤ワインではベストとのことでした。女優で例えるなら「吹石一恵」さんが赤いスリットのあるドレスを着て足を組んで飲んでいるシーンを彷彿させてくれるワインでした。次回は夏場にウィーンから購入する予定のワインでオーストリアレストランで開催の予定です。
総合的には「心温まる」印象の味わい深い、バランスのとれた中庸のフレンチを堪能したいときに、お勧めできる質を備えたお店です。