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2015年04月25日16:33

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双方向神様

■「お客様は神様」は誤解されている! 増長する「悪質クレーマー」にネット猛反発
(キャリコネ - 04月25日 12:00)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=3389331
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記事の主旨とは違うけど、中でも触れられている三波春夫の「お客様は神様」について。
ショービジネスでこの言葉が出てくるのは深い。
三波自身は著書で、自分の芸が浪花節という語り物であることがポイントのように言っているが。
そこに限定せずとも、舞台で演じられる音楽芸ということが大事で。
ルーツは神楽などの奉納演芸なわけだよね。
西洋でもギリシャ悲劇のルーツは酒神ディオニゾスに捧げる歌だったようで。
それが、現代の大衆音楽コンサートになると、もちろん祭壇などはなくなるわけです。
言葉の本来の意味での神は、いなくなる。
でも神の立場になるような演者はいるわけで、宗教儀式に近い部分は残る。
よくコンサートが祭りにたとえられるのも、そういうことだよね。
だからたまに、アイドルに無数のサイリウムが振られる光景を宗教的と言うひとがいるけど。
これは本質を掴んでいることで、でも、だからといって批判の理由にはならないと思う。
本来の意味での神なしに宗教的高揚が得られるなんて、現代人は、なかなか凄いじゃない。
んで、演じている側には何が神の代わりになるかというと、それはお客様なわけで。
それぐらいの信頼と思い入れを持ってこそ、神のように演じることが可能になる。
すぐれたショービジネスの場とは、双方向神様の信頼の磁場なのです。
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