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(長文です)
★前々から、一度計算してみたかった、
『フリーザの戦闘力』…
今回の 「ガジェット通信」 の記事で、
フリーザの戦闘力は 「53万」 と書かれていますが、
実はこの数字は、
「普段の、パワーをかなり抑えた状態でのフリーザ」 であり、
そこから いきなり、
「1 0000 0000 0000 0000 0000 (1垓)」
まで成長したわけではないと思います。
そこで、
『コミックスで描かれていた時点で、
フリーザはどこまで戦闘力がアップしていたのか?』
を、試しに以下で計算してみることにしました
皆さんも、当時を思い出しながら、
いっしょに考えてみてくださいね。
(なお、ネットでちょっと検索したところ、
同じような計算に挑まれた方をチラホラ見かけたのですが…
そうした方々が出された値を見ずに、独自に計算してみました)
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■状態1 『普段のお姿』
飛行するイスに座った、
イヤなガキか、小柄なお年寄りのような姿をしていた
一番初期のフリーザの戦闘力は、
有名な
『53万』 という値になります。
それでも、片腕である 「ギニュー隊長」 の4倍ほどもあり、
ナメック星の最後の守り手である 「ネイル」 の軽く10倍以上…
サイヤ人が襲来した直後の、
戦闘力1000 あたりで命がけの戦いを演じていた悟空たちでは、
500人がタバになっても勝てるかどうか怪しいほどの、
宇宙の帝王を名乗るに相応しい、圧倒的な戦闘力と言えましょう
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■状態2 『前ほど やさしくはないぞ…』
ベジータ様の、「ハッタリだ、そこまでは変わらん」
との自信満々の読みを裏切って、
第2形態に変身することで、
『100万以上は確実』 (120万程度?) という、
倍以上の戦闘力に跳ね上がったフリーザ。
(おそらく、通常の宇宙人による変身では、
「普段の 1.2〜1.5倍」程度の変化がせいぜいなのでしょう。
それでベジータ様も、「行けて 80万程度w」と
タカをくくっていたのでしょうね。)
身長は倍近くになり、筋骨隆々のその引き締まったボディは、
現実味がある分、
見た目だけなら、「フリーザの形態中、最強の怖さ」 だと、
個人的に思っております
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■状態3 『どぉれ、ちょっと拝見』
ネイルと融合したことで、
第2形態フリーザを軽く上回る戦闘力を獲得したピッコロでしたが、
さらなる変身によって、
それをも軽く上回る戦闘力へと変貌した、第3形態フリーザ…
このあたりから、
さすがに数値のインフレに作者さんもウンザリしてきたのか、
具体的な値が漫画内で描かれることは無くなりますが、
「初期 → 第2形態」 と同程度の倍率で
戦闘力がはねあがったと考えると、
『250万』 ぐらいには なったと考えられます。
この時点で、「初期のフリーザ 5人分」 の戦闘力ですから、
クリリンたちの恐怖も分かろうというものですね
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■状態4 『大サービスですよ? 地獄以上の恐怖を堪能できるんですから』
ついに最終形態を現すフリーザ。
「いままでのほうが ずっとかわいかったぜ…」 と
ピッコロに言わしめたことから、
今までよりもさらに飛躍的に戦闘力が増大したらしく…
今までのように、「変身のたびに2倍ちょっと」 なんて
ケチ臭いことは言わず、一気に4倍…
『1000万』 ほどに上昇したのではないでしょうか?
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■状態5 『こんなに運動したのは本当に久しぶりだった』
最終形態のフリーザ相手に、
それなりに善戦していた悟空でしたが…
(つまり、10倍界王拳を使っている悟空も、
1000万程度の戦闘力を持っていたのでしょう)
実はフリーザは全然本気を出しておらず、
「君(悟空)の隠している実力を計算に入れても、
僕のマックスパワーの半分もあれば、
君を宇宙のチリにすることができる
」的な発言をします。
そして実際、それ以降の悟空は、
スーパーサイヤ人化するまで、
手も足も出せずに一方的にタコ殴りにされています。
ただ、タコ殴りにはされても、
チリにされるほど圧倒的な攻撃を受けてはいなかったので、
フリーザはまだ 「50%」 の力は出していなかったのでしょう。
そこから考えると、
フリーザが発揮していたのは、実力のせいぜい3割程度…
それでも、悟空を余裕でタコ殴りにしているのですから、
悟空の3倍ほどの戦闘力、
つまり、『3000万』 ほどは出ていたと思われます。
だとすれば、
フリーザのマックスパワーは、
『1億』!!
とてもキリが良い数字ですが、
とても絶望的な底力を秘めていた、
さすがは 『宇宙の帝王』 を
自称するだけのことはある御人だと、感嘆するばかりです。
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★さて、こうしてフリーザの 「本来の戦闘力」 が出てみると、
「ガジェット通信」 の記事が、
いかにイイカゲンな代物であったかがよく分かりますね
「53万」 → 「1 0000 0000 0000 0000 0000(1垓)」 というと、
『200兆倍』 もの変化にビックリしますが、
「1億」 → 「1 0000 0000 0000 0000 0000(1垓)」 なら、
たった 『1兆倍』 といった、微々たる変化でしかn…
すいません。 やっぱダメだ これ
ちょっと努力しただけで、
実力が1兆倍に跳ね上がられては、
他のキャラたちがかわいそうすぎます。
この設定を考えた制作スタッフの方は、
「1億」 と 「1京」 を、
『0の数が倍だから、1京は1億の2倍の大きさだ!』
ぐらいに思っていらっしゃったりしませんか??
(つまり1垓は、1億の 2.5倍)
★…まあ、それは冗談ですが(笑)、
「強さのインフレを行わなければ、ユーザーが飽きてしまう」
戦闘モノの作品において、
『数値』 という、
誰にでも分かる、客観性の高い要素を導入することで、
かえって、設定のおかしさが
誰にでも分かる形で露呈してしまうというのは、
なんともジレンマな話だと思います
以上、大変に長大な日記を 最後までお読みくださり、
本当にありがとうございました。<(_ _)>
【終わり】
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