ようこそ、リトルインディアへ

４月２０日（月）曇り

ブログ仲間のるいさんが、我が町へいらっしゃった。
リトルインディアの異名を持つ我が町ですから、もちろんランチはカレーです。
南インド料理、北インド料理、西インド料理・・・
どれにしようか迷いましたが、やはり無難に、そして、我が町のカレー屋さんのなかで老舗（？）のお店を選びます。
一度、友人達と下見に行った時には、インド人の料理人とインド人のウエイターでした。
が！日本人のおっさんが無愛想に「いらっしゃいませ」
とうとうこのお店、フランチャイズ化したのか？
で、土曜日はインド人が休みたいとか言って、しょうがなくオーナーの日本人のおっさんがフロアに出たのか？
そんなことを思いつつ、「何にしようか？」とメニューを見ていると・・・
このおっさんがせかすように横に立ち・・・
るいさんが「○○って何ですか？」と質問すると「・・・天ぷらのようなものです・・・」
とかなんとか説明にならんようなことを言いつつ、今思えばおそらくいろいろ質問されたくなかったのだろう「カレーを二種類選んでくださいっ」と急かす。
まだ、オーナー説を疑わないnは「ちっ！無愛想なオーナーだな。
これがインド人だったら言葉とか民族とかの違いねと不快に思わないが、日本人でこの態度は何だ！？（怒）」と心で毒づく。
このあとも、次から次へとこのおっさんがおもしろいことをやらかしてくれて、しまいには、笑いをこらえるのに必死になる二人。
洞察力の優れたるいさんが、「この人、今日が初出勤なんですよ。」
このおっさんはリストラされてインド人経営のカレー屋に再就職。
というのも、日本企業には面接の時点でアウト。
前職はおそらくタクシーの運転手。
ここでnは思わず悲鳴を上げる。
「いやーーーっ！この人のタクシーには乗りたくないっっっ！」
ホントのオーナーが見たら、さすがにのんきなインド人でも「ちょっとちょっと！君、君！それはコマリマス。」と慌てるようなおとぼけぶりなおっさんである。

が、おとぼけなnは、るいさんが、「リストラ再就職出勤初日』説を出してくれなかったら、
「ったく、愛想無いヘンテコなおっさんだわっ（怒）」と、あくまでオーナーか雇われ店長説から離れることができず、イライラして「もう二度と来ないわ、ここ！」と思っただろう。
こういうところが、このおっさんと五十歩百歩である。
このおっさんと同じで、ワタクシも、周りが見えていないというか、ホントに見てないところがある。
るいさんが「可愛いエコバッグ見つけたんです！」と、カレーを待っている間、ワタクシに可愛い猫ちゃんのエコバックとプチレターセットのプレゼント。

かわいいっ！
ワタクシ、猫柄には目がなく、とはいえ、猫の顔とかフォルムにものすごく好き嫌いがあって、メルヘンな猫ちゃんには食指が動かず、
どら猫っぽいデザインもいまひとつ。
だから、いっそ猫の顔はないほうが良かったりする。
そんな好き嫌いの激しいワタクシが、すごく好きなタイプの猫イラストのエコバッグだ。
るいさんが「ちょっと北欧っぽいでしょ。」というので、余計なことを思い出す。
ワタクシ、ぢつは、ほら、あの、最近良く見かける猫の・・・
るいさん「リサ・ラーソン？」
n「そうそう！あの猫は可愛げに欠けるよね。」
るいさん、おかしそうに「これですね。」
なんと！その日のるいさんのバッグは・・・

プレゼントしてもらった上に、彼女のバッグの柄の猫ちゃんを「可愛げに欠けるって」、どの口が言うた！？
ひゃあ〜〜〜
あたしってば、ホントにまわりを見ていないねえ〜
よく夫から「その目は節穴かっ？目ん玉くりぬいて銀玉入れたろか。」と言われるが、まぢ、自分でもそう思いました・・・

カレーを食べ終わったワタクシ達は、早く、大声でもっとこのおっさんについて語り合いたいと、早々に場所を変え、
喫茶店でコーヒーを飲みながら語る・・・
つもりが、また、この喫茶店ではクレーマーか？はたまた新人シェフのミスか、「パスタがくっついてました」的な話がレジのほうから聞こえてきて、ワタクシ達を笑わす。
バスタがくっつくって！どんだけ初歩的ミス？
本来語りたかった韓国ドラマのイケメン達の話も、なんとなく中途半端に終わった感あり。
るいさん、これに懲りず、またのお越しをお待ちしております。