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2015年04月19日23:06

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「松原健之10周年プレミアムイベント」(パシフィックヘブン)4/11

「雪明かりの駅」購入者イベントの「10周年プレミアムイベント」がまさかの当選で、4月はおとなしくしているつもりだったのに(笑)健之くんが呼ぶから今月も東京へ行くことになりました。だって、80名とか、当たる気しないでしょう(笑)。ちなみに9倍ほどの倍率だったそうです。

さて、応募時のCD封入の応募要項にも、当選のハガキにもイベントの内容がほとんど書かれておらず、何をするんだ!?とさっぱりわからないまま(笑)とりあえず現地へ。当選はがきに整理番号が書かれていて、その順番に入場したらあとは自由席。私の番号は真ん中あたりで、端っこのちょっと前列あたりに座りました。会場は、本当に80人でいっぱいになるくらいのイベントスペース。こぢんまりとした雰囲気で良かったです。

まず最初に、健之くんの10周年をふりかえるVTR。誕生から、子供時代の写真が順番に映し出されていく映像は、ファンクラブのイベントで流されたものみたい。今年のイベントは私は参加していないけど、前半は前のイベントで流れてたのと一緒だった気が。最後は「雪明かりの駅」と「三日月が綺麗だから」のPV撮影のオフショット。カメラにめっちゃ近づく健之くんったらお茶目さん。そして、三日月のポップオペラバージョン!?やたらノリノリで面白かったです。
この時点で、イベント開始10分を過ぎ、いまだに本人が登場しない(笑)。ご本人登場の前に、この方からのメッセージです。とまたVTR(笑)。「雪明かり」と「三日月」作曲の藤澤ノリマサくんからのメッセージでした。短調と長調のメロディーで健之くんの陰陽の二面を表現したかったこととか、個人的な親交のこととか。そこ?ってところにこだわるところがアーティストっぽいとか、健之くんのことを色々語ってくれたのがなかなか興味深かったです。

♪三日月が綺麗だから

ようやく(笑)健之くんが登場。ちょっとカジュアルな感じの生地のスーツにベスト、中は黒のVネックのシャツ。後方にあるバーカウンターみたいなところから登場して、歌いながら客席を後ろの方から回って握手していきましたが、真ん中あたりまで来たところで歌い終わっちゃって、ステージへ。「前の方のみなさん、またのちほど・・・行かないかもしれませんが(笑)」・・・結局来てくれませんでしたけどね(笑)。
しかし、1曲目がこれかー。作詞者つんくさんの、声を失ってしまった報道からまだ日もたっていなくて、あれから初めて生で聴く「三日月」は、聴いたらもっといろんなことを考えてしまうような気がしていたけれど、客席を回るという、ある意味歌に集中しきれない感じで歌ってくれたのは逆に良かったのかも。でも、やっぱりとっても素敵な歌詞で、その歌詞がひときわ心にしみるようでした。

そして、トークのコーナーは、プロデューサーの佐藤尚さんをスペシャルゲストに、健之くんとふたりでトークするスタイル。「マリモの湖」から担当されてるということで、そこからの制作秘話みたいな感じで話が進んでいき、そういった裏話的なものがとにかくものすごく面白かったです。そんな風にこの曲は作られてきたのか!っていうプロセスがとにかく面白かった。普段、特にメモとかとらない私ですが、ちょっと本気でメモとっとけばよかった!!というわけで、メモをとっていないので記憶だけを頼りに覚書。正確じゃないかもしれませんが、ニュアンスはこんな感じということで。

「マリモの湖」(2009年)
5周年記念曲ということで、作曲は五木ひろしさんが引き受けてくださいました。健之くんはもともとデビューした時は五木さんの事務所でお世話になっていて、五木さんが一時アップフロントに所属されてたこともあったそうでそのときに一緒にアップフロントに行ったんだそうです。そんな御縁から、記念曲を作ってくれた五木さん。松原に是非これを歌わせたい、と五木さんがもってきた曲は、もっとコテコテのド演歌。そして、どれだけ頑張ってもこぶしが回らない健之くん(笑)。五木さんが歌唱指導してくださって、最後にはお手本を見せてやるとばかりにご本人が目の前で歌ってくださったのが完璧(←そりゃそうだろう)。そんな訳で、その曲を健之くんに歌わせることは断念したとか。ちなみにそれは、あとで五木さんは自分で歌ってカップリング曲としてCDに入れてます(笑)。タイトルは「おんなの街角」。

「歌の旅びと」(2011年)
ラジオ深夜便の五木寛之先生のコーナーのテーマ曲としてずっと流れていた曲、発売が震災の後。作詞の五木先生は、そんな時期だから、新曲を出すというのがおめでたいという感じになってはいけない、という想いから、カップリング「Elegy こころの道」を作られたそうです。

「ときめきはバラード」(2012年)
次はラブソングを歌わせたい!ということで、この曲。当初は「瞳の奥まで」「微笑」でシングルにする予定だったとか。それが「大人の事情で」(笑)堀内孝雄さんのアルバム収録曲だったこの曲のカバーとなりました。その「大人の事情」とやらをもっと詳しく聞きたいです!(笑)それはさておき、その堀内さんのアルバム「ブラウン」もプロデュースは佐藤さんだったそうで。お話を聞いているとものすごい人脈というか、あっちこっちに顔がつながっていてすごいな。この業界って、やっぱり人なんだなあ、と片鱗を聞くだけでも改めて。

「あなたに逢えて」
小椋桂さん作詞作曲の映画「北のカナリアたち」の応援ソング。当初は別の方に作ってもらう予定だったのが小椋さんに。小椋さんが銀行員だった頃にレコードジャケットに自分の顔を出せなかったのでかわりに映っていたのが、東映会長で昔は俳優もされていた岡田裕介さんだとか、そんなつながり。
健之くんはこの歌詞の、最初は「暗がりを手手探りで」から、その後に明るい希望が見えるような言葉(芽吹き、とか)が出てくるのが良い、と言っていました。そしてこのタイトルの「あなたに逢えて」という言葉自体も好きだと。出逢えた人への感謝の気持ちとか、そんな感じ。その「あなた」というのは、出逢えた人すべて、という想いでいてくれるのが、なんだか健之くんらしいな。

「北の冬薔薇」
作詞が石原信一先生、作曲が弦哲也先生。久しぶりの弦作品。曲が先にできていて、詞の冒頭の「北の海を薔薇色に染めて陽が沈む」までのくだりは、デモテープの段階から弦先生が作られていたそうで、驚き。あのドラマチックな世界観のベースは、弦先生だったのか!もちろん、そのイメージを引き継いでさらにスケールを大きくふくらませてくれた石原先生の歌詞も素敵です。イントロの弦の音は、北の海の波の音っていうのは、なんとなくそんな雰囲気と思っていたけれど、やっぱりそうだったのか!って感じ。このへんは編曲の奥慶一さんのお仕事。この方のことを佐藤さんは「鬼才」とか言っていました。どの曲だったか、1か所だけコードを変えて欲しいと言ったら、だったら全部変えたい!って言い張るくらい色々こだわりを持たれてる方のようです。
個人的にとても好きな曲なので、作られた過程が分かるのがとても楽しかったです。佐藤さんもこの曲が好きだとおっしゃっていました。

「ふるさとの空遠く」
石原先生と弦先生、同じ制作陣でもう1曲。・・・何の話をしたかすっかり飛んでます(笑)。健之くんが「この曲、歌うのが難しい」と言っていたけれど、みんなの反応がそうでもない感じだったので「あれ??上手く歌おうとしすぎるのかな」って。

「雪明かりの駅」
10周年記念曲は、五木寛之先生にお願いすることに決めていて、先生も快く引き受けてくださって、しかし!なかなか歌詞が出来上がってきません(笑)。作曲は、藤澤ノリマサという人がいいよということになってつてを頼ってお願いしたりしてたら、当の健之くんが「あっ僕、知り合いです」みたいな(笑)。同時に、NHKラジオ深夜便がこの3月をもって番組終了ということで、その最後の3か月に松原健之の曲を、ということでそちらの制作も進めていて、佐藤さんとしては、本当はシングルを2枚出したかった。しかし!五木寛之先生の作詞が間に合わない(笑)。ラジオの方はいつまでに音源を用意しないといけないという納期が決まっているので、ともかくそちらはなんとか間に合うように詞ができあがってきました。それが「雪明かりの駅」。
そして、もう1曲の方は、さてどうしよう、というときに名前があがってきたのが、つんく。快く引き受けてくださって、その翌日には第一稿ができあがってきたという速さ。まあ、今から思えば、とても大変な時期だったでしょうに。健之くんもそのことの重みはしっかりと受け止めているようで、つんくさんの想いを僕が歌っていきたい、という気持ちを新たにしているようでした。
もう1曲の「金沢望郷歌 10周年記念バージョン」はオーケストラアレンジ。業界の中にも松原健之ファンが増えてきたということで、そんな人たちを集めての特別なオーケストラ編成。普段、こういう演奏をする人たちは譜面を渡されて全体がどんなふうになるのかも知らずにとにかく自分のパートを演奏するだけだそうですが、健之くんの場合は、必ずラフでも歌を入れるんだとか。そうして健之くんが歌うと、やっぱり演奏が格段に良くなるんだそうで。ちなみにこういう演奏する人は時給制だとかで、ちょっとでものびると1時間分払わなきゃいけないので、時間との戦い(笑)。そんなこぼれ話もちょっと面白い。
最後に、佐藤さんに「次はどんな曲を?」の質問。「そろそろ次の曲の準備にかかろうかと思っているけれど、まだここでは言えません」ってことで。次はどんな素敵な曲を作ってくださるのか楽しみにしています。

そして、10周年記念ということで、いろんな方から健之くんへのお祝いメッセージVTR。
最初に、スタッフ編。前に健之くんを担当されていたプロデューサーさんとか、マネージャーさんとか。
それから、歌手仲間の皆さんから。順不同、敬称略で羅列します。みやさと奏、山口ひろみ、パク・ジュニョン、清水博正、ジェロ、中島卓偉、紘毅、北山たけし、弦哲也。たぶんこれで全部・・・かな。順番は、最初と最後はたぶん合ってる(笑)。そのメッセージの中で印象的だったのは、とにかく「また飲みに行きましょう!」が多いこと。紘毅くんにはラッピングしない一升瓶をライブに差し入れしあったり、弦先生からは「あんまり飲みすぎないように」。健之くんたら、どんだけ飲むの(笑)。後で健之くんが言い訳してたのは、量は飲まない、2〜3杯で千鳥足。って。異色だったのは、卓偉さん。なぜかバックは寺??塔と池?(笑)そして「会場の、たけし軍団のみなさーん」って(爆笑)。おもしろすぎる。しかし、卓偉さんと健之くんが1歳違いとは驚きでした。卓偉さんもっと年上かと思ってました。


♪夜明けのメロディー
♪うた
♪雪
♪金沢望郷歌
♪雪明かりの駅

歌のコーナーは、既に随分と時間がおしまくっていました(笑)。
応募ハガキでアンケートをとった、好きな曲ランキングの集計結果も公開。
1位「金沢望郷歌」、2位「雪明かりの駅」、3位「歌の旅びと」、4位「雪」、5位「冬のひまわり」。わりと順当な曲が上位にランキング。でも、3位と4位はなんとなく逆なイメージでちょっと意外な感じ。
そして、上位の曲を歌ってくれるかと思いきや、最初の曲は27位(笑)「夜明けのメロディー」まあ、健之くんの好きな曲歌ってくれれば良いですが。
それから、ギターの弾き語り。「事務所に、後輩のエリック・フクサキのギターがあったので借りてきました」って(笑)。歌ったのは「うた」月の203号室という健之くんのお友達の歌い手さんの曲。弾き語りでやるの初めてって言ってましたが、なかなか素敵。それから「雪」をおそらくはちゃんとやるつもりだったんでしょうけど、時間の都合からか、1番だけを軽く流す感じに歌ってくれました。こうやってさらっと弾き語ってくれるのもなかなかレアで新鮮。
「金沢望郷歌」は、くじで当たった会場のお客様3人とそれぞれ1番ずつデュエット。当たった人はでっかくコピーされた歌詞を渡されてそれを見ながら歌っていましたが、健之くん、歌ってる人の歌詞カード持ってる手にそっと手を重ねちゃったりして、健之くんったらーいつの間にしれっとそんなことできるようになったの(笑)。

最後にプレゼント抽選会。「家にあったものを持ってきました」って健之くん。私物でも持ってきたのかと思ったら、くりあふぁいるだとか販促グッズ系(笑)。半分くらいの人に当たったのかな。残念ながら私は何も当たりませんでした。帰りには全員にお土産ってことで、テイチクの歌手がいろいろ載ってるカレンダー。出世するとだんだん写真が大きくなるんです、って健之くんはまだ6人で1枚。いつかソロで飾れるようになると良いですね。それから、「あなたに逢えて」ステッカーの裏に日付とサインを入れてくれたもの。たまたまだったんでしょうけど、「あなたに逢えて」っていうのが、なんだか健之くんからのメッセージみたいでちょっと嬉しい感じ。
最後は、出口で健之くんが一人ずつお見送りしてくれました。

いろいろもりだくさんで楽しいイベントでした。テイチクのイベントだから、ファンクラブイベントとちょっと違った感じで楽しかったです。行けて良かった!次はもっとじっくり歌が聴きたいな。コンサートも楽しみ。
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