「超人は千年まで夢をみる
赤すぎる不眠症の月の下で」
25年前に発売されたBUCK-TICK(バクチク)のアルバム「悪の華」の一曲目NATIONAL MEDIA BOYS の歌いだしの一節です。
このアルバムのテーマは、1920年代のドイツ、退廃的で、科学とオカルトや錬金術が、ごちゃごちゃになり、後にナチスにつながる時代背景、それにアラビアの魔術のような妖しげな空気感もある世界観で構成されています。
個人的な思い入れで語らしていただくと、当時、少年ジャンプにおいて連載されていた人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の2部から3部が掲載されてました。
2部は、1930年代、アメリカからイタリアに舞台を移動しながら主人公のジョセフ・ジョースターが、古代から蘇った究極生物と称される超人たちと戦う話。
時代設定からナチスも絡んできます。
3部は、ジョセフの孫の空条丞太郎たちが仇敵ディオの待つエジプトに向かって刺客たちを倒しながら旅をする話。
アルバムイメージとリンクすることが多いなと個人的には感じて密かに楽しんでました。
ただ、当時のバクチクは、技術的に一皮剥ける前で、アルバムのレコーディングも生演奏の録音と変わらないくらいの稚拙な方法。
なので、ファンの間では、悪の華は、楽曲は良いのに音が残念…と言われる不遇なアルバムでした。
それが今回、メンバー立ち合いの下、音を足して再録音して発売されました。
最初は正直、商業的な臭いがして買う気がなかったのですが、Amazonのレビューで肯定的な意見ばかりだったので購入。
確かに原盤のイメージを壊さない程度に音の厚みが増してました。
そして何より懐かしい!
十代の頃にヘビロテしてた音楽は、ずっと残ってますね。
これを機会に他のバクチクのアルバムも聴いている日々。
最近は、洋楽ばかりだったので、余計に新鮮。
あと、どこか好きな洋楽との共通項もあったりで、好きなジャンルの方向性とかは当時から決まってたのか、と納得。
往年のファンの方は、買っても損はないと思います☆
猫は、愛猫のランタン(≧∇≦)
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