正月、カウントダウンの三日後には再び横須賀へと行って参りました
そこで目撃した怪しい団体・・・
古い工場やらレンガやらに恐ろしく食い付いてて、明らかに挙動不審者です
オレンジの防寒着の方は、しゃがんで何をしてるのでしょう??
ご時世からか、職安すら倒産しています
軍港めぐりクルーズへ
お正月なので、海洋研究開発機構や日産追浜工場(左手)は人気が無く静まり返っており、船も岸壁に繋がれたまま動力に火が入ってません。
そしてこの横須賀散策での最大の収穫、「萌え駐車場」
昔からある、さいかや駐車場ですが、母体消滅と共に単独生き残りの切り札として萌え化を図ったのだと思われます。
ある日。F1の自費出版物を買おうと書泉グランデに行ったら、何やらミリタリーイベントをやってました
乗り物フロアに居たら、講演者の偉い先生が私を見つけて強制連行、何故か臨時スタッフをやる羽目に(笑)
聴講者の中には見覚えのある顔の方が多数居たのですが、どこの誰だか思い出せず。
川崎の「怪獣酒場」は残念ながら昨日で閉店してしまいました
予約は団体さんのみなので、小口は早くから行って並ばねば成りません。
写真は午後2時なので、まだ誰も居ませんが、3時にもなると既に10人は並んでます。
店内、通された部屋
滅茶苦茶金かかってます
普通、必ず誰もが注文する「ツインテールのフライ」
「インディアナジョーンズ・魔宮の伝説」を思わせる料理も
店員の「シーボーズ」さんが挨拶に来てくださいました
怪獣墓場から怪獣酒場へ転職して、とても腰の低い方でした。
日本酒もあります
「お誕生日部屋」
来店月に誕生日がある方のみが入れる特別席です。
自分のスローガンを掲示出来る特典付き。
酵素魚雷と札には書かれてる模様です。
「野口研究所」という独立行政法人があります
野口英世とは関係ありません(という事を見学した時に始めて知ったり)
戦前の朝鮮半島での発電所建設事業が有名ですね。
元々は横浜にあったのですが、GHQの命令で陸軍造兵廠火工所跡に移転して今日に至ります。
当然建物は老朽化、取り壊す事と成り、その前に見学させて頂く運びと成りました。
東京の陸軍第一・第二造兵廠は最盛期には広大な面積があり、跡地には様々な遺構が残されてます。
公園に有る石碑。
これは圧磨機圧輪記念碑。
圧摩機は今日のラップ盤のようなもので、黒色火薬を製造するのに使われた工廠初期の機械です。
こちらは、明治35年の板橋火薬製造所での火災事故の慰霊碑。
研究所内部へ
左手に見える土管は、火薬の性能を測定する為の爆速測定管(通称「弾道管」)。
中に見えるビニール袋にはカブトムシの幼虫が、避難する為に入ってます(笑)
中を覗いてみます
中に見えた光は、途中が切れている為
左に見える碍子の用途は不明。
敷地内には味わい深い建物多数
ただ、大人の事情で資料展示室には入れてもらえませんでした(昔は一般開放)
火薬庫跡。
右に見える斜めのコンクリート板は、事故の際に爆風を上に跳ね上げるデフレクターだと思われます
反対側はこんな感じ。
弾道管の標的は、お隣の公園の山の中に入ってます。
ここら辺りは元々は加賀藩屋敷の敷地で、山は南側に有った池を掘った時の土砂で作られた人工の山と考えられます。
先ほどの弾道管を公園側から。
でも公園の標的位置と合致しません。
かつてはこの位置にも弾道管が有ったと予想され、その為の建物の基礎と思われる遺構も存在しますし、公園側の標的の痕跡とも合致します。が、研究所も郷土史家もそれを認識していないようです。
また、ここより大型の弾道管が王子の方に有ったのですが、それも知らないようでした。
研究所から公園へ伸びるナロー軌道跡。
公園に再現地図がありますが、位置が間違ってます
近辺にある造兵廠遺構。
道路脇にある守衛所跡と思われます(反対側は消滅)
住宅の庭に食い込んでるのが可笑しいですね、大人の事情なんでしょうけど。
四本木稲荷神社
周囲にあった何箇所かの稲荷を一箇所に集めたようです。
水盤
裏側には「明治四拾参年四月、銃包職工一同」とあります。
雨水溜
「昭和十年四月吉日、圧延工場従業員一同」とあります。
川口市、請負人、山崎〜(判読不能)との製造者の刻印もあります。
立派な鋳物ですが、場所が場所だけに戦時供出は免れたものと想像されます。
こちらは事故「忠魂碑」。
裏には「大正十年四月建立、火具製造所一同」とあります。
圧輪の実物が使われてるので、事故で破損した圧摩盤をそのまま転用したと思われます。
さて、旧軍遺構観察を終えて王子の駅に向かう途中、味わい深い建物を発見しました
すし屋の旦那さんが撮影してる私に気が付いて出て来てくれて、築60年とか、隣の駐車場は元々風呂屋だったとか、色々教えてくださいました。
もっとお話を聞きたかったのですが、店から奥さんがご主人を呼ぶ怒鳴り声が聞こえてそこまで
付近商店街の看板。
何故、松本御大なのか
王子駅前の「音無橋」
食いネタが足りないので、旧正月での中華街など。
張記小籠包。
月餅もエビもこの店は良いけど、特に瓶出紹興酒が素晴らしく、常温で無限に飲めそうなのです。
http://r.gnavi.co.jp/gcaw700/
中華街向かいの米軍瑞穂埠頭には、新鋭の弾道ミサイル追跡艦「ハワード・O・ローレンツェン」が。
艤装を観察すると、世界の艦船誌の紹介記事は憶測で書かれてるのが分りますね
おしまい。
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