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2015年03月31日09:08

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名言を解釈する

各名言とやらに解釈をつけてみる。
役に立たない明言も多いなぁという感想。

>歯を食いしばっている人に、神様は、味方する。(中谷彰宏/作家)
妄言;証明はできない。単に運がいい人もいる。努力は報われないこともある。

>まだ少し時間がある。呑みに行こう。(赤塚不二夫/マンガ家)
逃避;言い訳を洒落乙に言ってるだけ。弱さを隠す姑息さ。

>人間は、二通りしかいない。成功者と失敗者ではない。成功も失敗もする人と、成功も失敗もしない人である。(中谷彰宏/作家)
滅裂;成功して失敗しない人、成功せず失敗の人も想定できる。行動する人としない人の2つである」の比喩とするには稚拙

>悲しみ、苦しみは人生の花だ。(坂口安吾/作家)
経験則;同じような経験を持つものの共感を得ようとする意見。暗喩的に悲しみや苦しみがあるから花の良さが理解できるといいたいのだろうが、それを読者に想像させる傲慢さがある表現。違う価値観も存在するがそれを考慮していない。

>笑われて、笑われて、つよくなる。(太宰治/作家)
経験則;諦観の先にある価値観の提示、仏教的な哲学を自嘲的にしたもの。違う価値観を想定していない。

>苦難を避けず直進せよ。(宮沢賢治/詩人・童話作家)
扇動;勇気や行動を示す示唆なれど、時には避けたり逃げるべきこともある。裏返せば、常に自分が正しいという信念がなければ成立しない。そして自分の正しさの証明がされていない。とても危ない。

>牛乳を飲む人より、牛乳を配る人のほうがよっぽど丈夫だ。(小出義雄/陸上コーチ)
仮説;論理的である可能性がある。「食うより鍛えろ」とか「理屈より行動」といった意味が主たるメッセージではあるが、デファクト的な事実に基づく意見とも取れる。

>森の分かれ道では人の通らない道を選ぼう。すべてが変わる。(ロバート・フロスト/アメリカの詩人)
博打;人間とは愚かな存在だと仮定すれば逆張りは大きなチャンス。しかし大勢が選ばない理由があるわけで、その理由とリスクをはからずに動くのは博打でしかありえない。

>重いものをみんな棄てると風のように歩けそうです。(高村光太郎/詩人)
思考;シンプルにものを考えようという気づきを与えてくれる。ただ、弱き人にとっては逃避へつながる提案になる恐れがある。

>ふりむくな、ふりむくな、うしろには夢がない。(寺山修司/歌人・劇作家)
思考;最適な選択を繰り返し捨てていった選択肢に目的のものはないはずだという理屈。しかし、最適な選択ができていたかが重要なポイント。論理積の答えを望むレベルの思考における当たり前の定理。

>何かを「築いた人」より、何かを「気づいた人」のほうが幸せだ。(中谷彰宏/作家)
妄言;「築いた」と他者から評価されるのは、他者にその「気づき」があったからでこそ。なので「築いた」人はすでに「気づいた」ことを広めるために動いている。「気づいた」だけでなにも成せない人への慰めの言葉。「築いた」人への嫉妬。

>苦しいという言葉だけはどんな時でもよそうじゃないか(高杉晋作/幕末の志士)
精神論;モチベーション管理のひとつ。人間の精神のあり方の根本に根ざすがそれだけ負担も大きい気がする。

>雲の向こう側は、いつも青空だ。(L.M.オルコット/アメリカの作家)
論理的;多分そうであろうと思える普遍的事実。ただ雲は幾重にも重なっていることがある。問題は一つではないかもしれないという隠喩もあるかもしれない。問題がすべて解決したら問題はなくなる、そういったあたりまえのこと。

>涙が出そうになるくらいに、生きろ。(アルベール・カミュ/フランスの作家)
感情論;残酷で不都合な事実であっても受け止めろというメッセージ。カミュの精神性の現れ。べつに「涙が出ないように、生きろ」でも「涙が出るなら、死ぬ」でもいい。「涙が出ないので、死ぬ」は別の意味合いを持ちそうだが。これは生きる価値観を持てという感情論。

>夢は逃げない。逃げるのはいつも自分だ。(高橋歩/随筆家)
論理的;人間は夢や理想や真実を求める。すなわちそれに満たない存在なのである。そこにたどり着けない、または逃げるのは常に自分である。おそらく人間の真理を的確に表した公理だと思う。

自分を励ますための15の名言
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=112&from=diary&id=3346458

高橋歩の著書は読む価値がありそうです。中谷彰宏の本は読むだけ惑いそうなので捨てることをお勧めします。(個人的評価)

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