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2015年03月31日01:50

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協力して物を運ぶ「働きアリ」ロボット開発>にも、働かないアリロボットが必要不可欠だろうか。

協力して物を運ぶ「働きアリ」ロボット開発 未来の工場で活躍?

ITmedia ニュース 3月30日(月)21時1分配信


協力して物を運ぶ「働きアリ」ロボット開発 未来の工場で活躍?


ハイテクの塊だ


 アリの動きを再現したロボットをドイツの企業が開発した。実際のアリのように、大きな物を複数体で協力しながら運ぶこともできるのが特徴だ。欧州メディアは米Amazonの倉庫を例に「未来の工場ではこうしたロボットが働くことになるかもしれない」と報じている。

【協力して物を運ぶことができる】

 開発したのは工場のオートメーション機器などを開発する独Festo。同社は自然のモデルなどをテクノロジーに応用する取り組みを進めており、アリロボット「BionicANTs」もその一環だ。

 ロボットはアリと同様に6本足で移動し、頭には超小型カメラによる目とはさみ状のアゴを備えている。

 手のひらサイズで実現したハードウェアの精巧さも驚きだが、最大の特徴は協力動作。それぞれのロボットは自律動作しつつ、「協力せよ」という「明白なルール」に従い、自分のサイズほどの物体を一緒に──あるものは前に、あるものは後ろに進んだりしながら──運ぶことができる。

 同社は生物の協力行動を「複雑な制御アルゴリズム」によってテクノロジーの世界に再現したいう。羽根の動きを再現したチョウなども発表している。
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ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150330-00000099-zdn_n-sci


働かない働きアリに意義がある

DATE:2014.11.26 10:35 TIME & SPACE ONLINE
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コロニーのアリの7 割は働いていないという。
それで、アリの社会は成り立つのか。また、それにはどんな意味があるのだろうか。

7割は何もしていない



アリと言えば働き者の代名詞ですが、実際のアリの巣(コロニー)では、全員がいつも働いている訳ではありません。ある瞬間を見ると、全体の約7割が何もしておらず、長い期間観察しても1 〜 2割の個体は労働と呼べる行動をほとんどしません。ただ何もせず、たたずんでいるだけです。コロニー同士の間には生存競争があるため、より効率を高めるような性質を持ったものが競争に勝ち残るはずです。全員がいつも働く方が、短期的な効率は良いはずなのに、なぜ働かないアリがいるのでしょうか。

働かないアリが生じるメカニズムは、仕事への反応しやすさに個体差があるからだとわかっています。仕事をしやすい個体は少しの刺激で仕事を処理するのでいつも働いていますが、仕事の刺激が大きくならないと反応しない個体は、なかなか仕事をしません。人間にたとえれば、皆でいるときに部屋が汚れると、きれい好きの人だけが掃除をするようなものです。

だから休んでいる



アリには全体の状況を判断して仕事を差配する中枢の個体がいないので、このようなシステムは仕事の配分に有効だと考えられます。しかし、このシステムはほとんど働かない個体を常に産み出してしまうので、短期的な効率は低い。しかしそれでも働かないアリを常に産み出すこと自体に大きな意味があるのです。

アリの巣には誰かがいつもこなしていなければいけない仕事があります。例えば、卵はつねにきれいにされていないとカビて死にます。卵の世話が途切れるとコロニーの次世代が全滅するので、いつも卵を舐め続けることが必要です。ところが、アリを含む動物は必ず疲れるので、永遠に働き続けることができません。どこかで休まなければならないのです。よく働くアリが休まなければならない時、全員が働いているコロニーではだれも代わりに仕事をやることができません。しかし、誰かが常に休んでいるコロニーでは、休んでいる個体が穴埋めすることができます。私たちのシミュレーションでは、誰かが常に休むシステムは、全員が一斉に働くシステムよりも長続きすることがわかっています。働かないアリはサボっているのではなく、いつか来る出番のために待機という仕事をしていると言えるでしょう。彼らがいないシステムは早晩滅ぶのです。

個体の利益か組織の利益か

人間の企業でも似たようなことが起こっています。グローバリズムの名の下に、人件費をコストとみなし削減し、システムを効率化しようとする動きが強まっています。しかし、労働条件を厳しくし、ブラック企業と呼ばれたいくつかの企業は、一時的に好業績を挙げましたが、現在は人手不足で苦境に陥っています。

個体の利益と組織の利益はしばしば対立します。生物の世界では、個体を犠牲にして組織の利益を高めるようなやり方は、そうしないときよりも個体の利益を下げるため原理的に進化不可能です。経営者はそのやり方は存続可能なのかどうか、よく考える必要があるでしょう。

文:長谷川英祐 絵:大坪紀久子
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー以上転載ーー
http://getnews.jp/archives/706928
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