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2015年03月29日13:47

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もともと不法アップロードを防ぐための暗号化だったのに

■「ガキ使」FC2動画で有料配信したら逮捕!「無料配信」なら問題なかったの?
(弁護士ドットコム - 03月29日 10:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=3344216

すでにデジタル放送の暗号化が公然と破られる事態になったようだ。

もともとデジタル放送の暗号化&コピーコントロールは不法アップロードを防ぐ目的で放送事業者が求めたものである。ところがそれが迂回され、アップロードされる事態が多発するようになった。しかもこのアップロード行為がカジュアルにできてしまっていることに、私は驚きを覚える。

コピーコントロールの解除は、たぶん内部流出だろう、機器鍵の流出で復号ソフトが流出してしまい、コピーコントロールが有名無実化してしまった。放送ストリームの暗号化も、外国製地デジ受信機によって骨抜きにされた。放送ストリームの暗号鍵自身も鍵長が短いので、力技でも解読可能なほどの、現在のPCの計算能力である。それでもこれらの行為はコンピューターギーク(マニア)の世界での話である。

しかし今では誰もが気軽にアップロードできる時代でもある。古典的な「テレビの前にカメラを据える」迂回行為も含め、不法アップロードを防ぐだけでなく、在京テレビ局が共同で設置した見逃し配信サイトのほうにユーザを呼び戻すことも必要である。SNS での番組紹介では、画像張り込み機能があるため、勢い動画投稿サイトへのリンクが貼られやすい。もちろんコレも問題行為(不法行為)であるが、現代のテレビ番組はこのような行動なしに視聴率を稼げない時代かもしれない。

暗号はその本質上、破られるものである。カジュアルなアップローダーにとっては、その番組内容が「暗号に護られるに値しない」ものに成り下がっているのかもしれない。現代の若者が一人暮らしの家財道具にテレビを挙げない人が増えているのと、こういった不法アップローダーと SNS とでひとつのエコシステムを作っているのかもしれない。

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