木を切るのは〜

良く解ってない人が「木を切るのは自然破壊だ」「CO2が増える」とか言い続けている。
日本の里山というシステムは「自然と人間が共存するためのシステム」であり、
「成長しきった木はCO2を吸収しない（呼吸はするのでCO2は増える）」わけだ。

まあ、何が言いたいかというと政府がやっとスギ花粉対策に重い腰を上げた事に付いて。
花粉症ってのは日本にしかないとされる風土病だ。
それを解消する為に花粉の少ない、または花粉症にならない杉への植え替えを行うのだとか。

今まで杉を自然保護とかCO2が増えちゃうとかの名目で守ってきたヤツとか、
花粉症に付いて良く解ってなかった官僚とか、
花粉症ビジネスの為にそういう動きにならない様に圧力をかけて来た医療関係、製薬会社とかを
まとめて訴えればいいのに。そんな事も思ったりする。


というかね、日本の平野、平地はすげぇ少ない。ほとんどが山か森林だ。
日本は日本人が暮らして行く為に野山を管理する「林業」って職業をもっと大切にしなきゃ。
事故率が高い職業なので人気が低いし、海外からの安い輸入材との競争になるから
お給料も良くないし、きつい仕事だから強制できる物じゃないけど、
日本にとってものすごく大切な仕事だよ？
本来、こういう所に国は税金を使って林業従事者を確保するんじゃないのかい？
花粉症の話だけでなく、街に出てくる野生動物とかもこれが原因だぜ？
（里山には自然動物が人間の住む地域に降りてこない「結界」の役割がある）

まあ、この件を語り出すと富国強兵とか東京オリンピックの話までしなくちゃならんくなるので
この辺でサックリ切り上げるけどさｗ

ただ、この植え替え、間違いなく「日本に杉材があふれる」って事を意味してると思う。
って事は、家の立て替えとか増えるのかねぇ？
この杉材で、東日本大震災の被災者に家とか建ててあげて欲しいなぁ…。

あ、書いてて思い出したんだけど、
数年前にやっていた木造高層建築の燃焼実験とかも、これの準備だったのかな？
だとしたら、この杉材に合わせて、日本の木造建築技術を世界中に売り出すチャンスじゃん！