mixiユーザー(id:7333254)

2015年03月22日22:20

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人と、機械と

プロの棋士と将棋ソフトが対戦する『電王戦』が今年も行われています。

かつては『チェスト比べてルールが複雑な将棋は機械よりも人間が有利』と言われていましたが、電王戦に限ればここ数年将棋ソフト側が優勢で来ていました。

そんな昨日の第2戦。
永瀬六段と将棋ソフト『Selene』の対戦は終盤、永瀬六段が△2七角不成で掛けた王手を、Seleneが回避せずに▲2二銀という手を指したため、「王手放置」の反則により永瀬六段の勝利になりました。

俺は将棋、超詳しい!ってわけじゃあないんだが・・・
角行は成るデメリットが全くない(と思う)ので、そりゃあ普通成ると思うよなあ・・・

高レベルの対局では敢えて成らない事で相手に逃げ場を与えて逆に追い込む駆け引きがあるらしいが・・・
今回はこのパターンだったのかな。

棋士側は事前の調査でソフトが不成への対応に難がある可能性を把握していたらしいが・・・
やはり、って感じだったようです。
もっとも、永瀬六段有利の終盤だったらしいので、永瀬六段の勝利は文句なし!と言ったところだろうか。

統計的に可能性が高いモノのみを選ぶのが効率のいいプログラムだとしたら・・・
メリットしかない角行の成は『確実』となるだろう。
なので、角行の不成は想定外だった、って感じらしい。

『確実』?
そうじゃないんだなあ・・・

って感じか(笑)
ここが駆け引きなんだろうなあ。

『時々、理屈に合わないコトをするのが、人間』

と言うけど・・・
やはり、人間の思考は奥が深いなあ、と思った。

対局後に六段は
「(練習対局での)勝率は1割くらいだったが、実戦で1割を引くことは可能だと思いました。」
と語った。
この精神力。
やっぱりプロの棋士、すごいなあと思った。
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