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2015年03月17日00:00

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クレームのはなし

E-girlsのAmi「逃走中」で炎上、“自首”選択で賞金121万円をゲット。
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=3320790

実は夕べ、晩御飯を食べた後、本を読んでいたら、嫁と息子たちが、この番組をキャアキャア言いながら観てるので、読書を止めて一緒に観ることにした。

感想としては、単なる鬼ごっこではなく、局面局面で、人のココロの狡い部分を試すようなイジワルなトラップが沢山仕掛けられていて、ゲームとして観ていて大変面白かった。

また、こうしたトラップがあって、そのトラップに乗っかる人がいるからゲームが面白くなる。
所謂ヒールの人が出てくるから、ヒーローの人が際立つのであって、みんながみんなトラップやミッションに対してマジメであったら、ゲームはつまらない単なる鬼ごっこだ。
ヒーローも居なければ、番組の演出としても、面白くもなんともない。

そこの部分を理解して楽しむ番組であって、ヒールの人は、この番組には必要不可欠なのだ。

ちょうど僕が番組を観ていた時に、Amiさんが自首するシーンがあった。
嫁も息子たちも、これまでの彼女のヒールとしての行動もあったのだろう。
ズルイ、ズルイと大ブーイング。
3人を観ていて、見事に番組の演出にハマってるなぁと可笑しくて笑ってしまった。

この番組を観て、Amiさんに対して真剣に腹を立てる人。
僕は、それはそれで、純粋に番組を楽しんで観ていると思うので良いと思う。
僕のように、ヒールだのヒーローだの演出だのと考えて観るよりかは、よっぽど良い視聴者だ。

ただ、その腹立たしさや怒りを本人のブログやツイッターにまでぶつけるというのは、どうかと思う。
少々やり過ぎなんじゃないだろうか。

いや、最近はネットが普及し、段々と芸能人と一般人との間に隔たる垣根が低くなってきたというのがあるのだろう。
芸能人が書いたブログやツイッターに、一般人が直接コメントを書き込むことができる。

これは一昔前なら考えられなかったことだ。

もし、今がネットのない時代だったら、今回のAmiさんの行動に対して、ブログやツイッターに批判を書き込んでいる人は、わざわざ局に電話をしてクレームを入れるのだろうか?

おそらくは、そうしないだろう。
また、そんな風に局に苦情の電話を入れる人をクレーマーだと言って逆に批難したり、奇異の目を向けるんじゃないだろうか。

でも、本当のことを言えば、わざわざ局に苦情の電話を入れる人も、ブログやツイッターに批判の書き込みをする人も、批判のアプローチが違うだけで、やっていることは同じだ。

ただ、さっきも述べたように、今は芸能人のブログやツイッターに簡単に直接コメントを書き込むことができる。
それが、こうしたクレームへの抵抗感やモラルを著しく低いものにしている。

いつも思うが、ネットというのは誰でも簡単に使えると同時にモラルという点においては、使う人を選ぶツールだ。
こうした炎上騒ぎは、それをいつも考えさせられる。

そして炎上騒ぎが起こるたび、僕たちはまだブログやツイッターで人と繋がりを持てるほど、成熟した社会を構築できていないように感じる。

それは、ここmixiでのコメントの中でも感じることがある。


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