２月１４日からＫＢＳ１の週末ドラマ『懲�斛拭織船鵐咼蹈�』がスタート。
柳成龍が著した「懲�斛拭廚鬚發箸砲靴董⊃冀は鼠陝γ�酉再乱（文禄・慶長の役）前後に朝廷で繰り広げられた出来事を綴る大河ドラマ。
❊「懲�斛拭�
壬辰倭乱が始まった１５９２年から丁酉再乱が収まった１５９８年まで７年間の出来事を柳成龍が記した書物で、１６０４年に書き終えた。韓国の国宝１３２号に指定されている。
１５８９年、朝鮮朝廷は通信使を送ってほしいとの倭国の要請をめぐり、東人派と西人派に分かれて争議が噴出していた。東人派で兵�槌十颪離螢紂Ε愁鵐縫腑鵝淵�ム・サンジュン）は通信使を派遣すべきと主張して宣祖（キム・テウ）の不興を買うが・・・。
『龍の涙』、『王と妃』、『太祖王建』と、かつては一時代を築いたＫＢＳの骨太歴史大河ドラマ枠。しかし、ＭＢＣ『ホジュン』の成功で歴史ドラマが現代風アレンジされる風潮の中でその波に乗らざるをえなかったのか、次第に骨太さが失われていった。それでも『大祚栄』までは視聴率的に成功していたが、続く『大王世宗』、『千秋太后』では思っていたほどの成果は得られなかった。そのせいか、一時ノブレス・オブリージュ路線に走って『名家』、『巨商、金万徳』を放送するもこれらは失敗。次は三国時代英雄王シリーズとして荒唐無稽な『近肖古王』、『広開土大王』、『大王の夢』三部作を制作したが、どれも評判倒れに終わった。そこで、これまでの脇役を主役に持ってくる形ながら原点に戻った骨太な『鄭道伝』で勝負に出たが、これもかつての栄光を取り戻せていない。今回はその『鄭道伝』の後を継いでやはり脇役主体の骨太路線と思えるが、果たして・・・？
■視聴率推移（ＡＧＢニールスン全国版）
１話：１０．５％
２話：９．５％
３話：９．８％
４話：１０．３％
５話：８．７％
６話：９．５％
７話：１０．５％
８話：９．２％
『鄭道伝』と同じぐらいか、やや低いスタートになった。この時代は『不滅の李舜臣』などで何度を描かれているし、それらよりさらに地味な印象を与えるせいか。
・『懲�斛拭織船鵐咼蹈�（징비록）』サイト＆データ
http://www.kbs.co.kr/drama/jing/index.html
■脚本
チョン・ヒョンス（商道、チェオクの剣、朱蒙、ドリーム、夜叉、階伯）
チョン・ジヨン
■演出
キム・サンフィ（戦友、大王の夢）
キム・ヨンジョ（ブドウ畑のその男、シンデレラのお姉さん、近肖古王）
■登場人物＜＞内は実在人物の生没年
柳成龍〔リュ・ソンニョン〕（キム・サンジュン）＜１５４２〜１６０７＞
壬辰倭乱前後の宰相／東人派
宣祖〔ソンジョ〕（キム・テウ）＜１５５２〜１６０８＞
朝鮮１４代王
イ・チョルリ（チョン・テウ） リュ・ソンニョンの腹心
シン・ミョンチョル（イ・グァンフン） リュ・ソンニョンの護衛軍官
ハン・ソリ（ハン・ジワン） 酒房の女主人
トンドン（ハン・ガリム） ソリの侍女
張氏（チョン・ソヨン）＜？〜？＞
リュ・ソンニョンの後妻
尹斗寿〔ユン・ドゥス〕（イム・ドンジン）＜１５３３〜１６０１＞
西人派の重要人物
鄭�遏魅船腑鵝Ε船腑襦諭淵愁鵝Ε疋鵐劵腑�）＜１５３６〜１５９３＞
西人派の領袖
李恒福〔イ・ハンボク〕（チェ・チョロ）＜１５５６〜１６１８＞
リュ・ソンニョンの友人／西人派
宋翼弼〔ソン・イクピル〕（パク・チイル）＜１５３４〜１５９９＞
西人派の精神的支柱人物
成渾〔ソン・フン〕（キム・ヒョウォン）＜１５３５〜１５９８＞
西人派の重鎮指導者
黄允吉〔ファン・ユンギル〕（キム・ジョンス）＜１５３６〜？＞
西人派
趙憲〔チョ・ホン〕（カン・インギ）＜１５４４〜１５９２＞
西人派
尹根寿〔ユン・グンス〕（？）＜１５３７〜１６１６＞
ユン・ドゥスの弟／西人派
李山海〔イ・サネ〕（イ・ジェヨン）＜１５３９〜１６０９＞
東人派の領袖
李徳馨〔イ・ドッキョン〕（ナム・ソンジン）＜１５６１〜１６１３＞
リュ・ソンニョンの友人／イ・サネの婿／東人派
金誠一〔キム・ソンイル〕（パク・チョロ）＜１５３８〜１５９３＞
東人派
鄭彦信〔チョン・オンシン〕（パク・チリョン）＜１５２７〜１５９１＞
東人派の元老
鄭彦智〔チョン・オンジ〕（ホ・ギホ）＜１５２０〜？＞
チョン・オンシンの兄／東人派
貴人金氏（キム・ヘウン）＜１５５５〜１６１３＞
宣祖の側室
光海君〔クァンヘグン〕（ノ・ヨンハク）＜１５７５〜１６４１＞
宣祖の庶子
懿仁王后朴〔ウィインワンフパク〕氏（ファン・イニョン）＜１５５５〜１６００＞
宣祖の正妃
臨海君〔イメグン〕（ユン・ホンビン）＜１５７２〜１６０９＞
宣祖の庶子／光海君の実兄
豊臣秀吉（キム・ギュチョル）＜１５３７〜１５９８＞
日本の関白
寧々（オ・ジヨン）＜１５４７〜１６２４＞
豊臣秀吉の正室／北政所
茶々（ソン・ガヨン）＜１５６９〜１６１５＞
豊臣秀吉の側室／淀殿
小西行長（イ・グァンギ）＜１５５８〜１６００＞
日本の朝鮮攻撃一番隊主将
加藤清正（イ・ジョンヨン）＜１５６２〜１６１１＞
日本の朝鮮攻撃二番隊主将
宗義智（チョ・ジェワン）＜１５６８〜１６１５＞
日本の朝鮮攻撃一番隊最先鋒／対馬の島主／小西行長の婿
宋応昌（チェ・イルファ）＜１５３６〜１６０６＞
明の兵部右侍郎／第２次朝鮮援軍総司令官
沈惟敬（イ・ギヨル）＜？〜１５９７＞
明の使臣／貿易商出身
李如松（チョン・フンチェ）＜１５４９〜１５９８＞
明の将軍
申〈石立〉〔シン・リプ〕（キム・ヒョンイル）＜１５４６〜１５９２＞
当時最高の武将
李鎰〔イ・イル〕（？）＜１５３８〜１６０１＞
武臣
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