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2015年03月09日14:05

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【バック】助手席のヘッドレストに手を置くのは【するときに】

 車をバックさせるときに 助手席のヘッドレストに手を置くのは、後ろ向きのハンドル操作を安定させるためです。

決して助手席の女の子とをどきどきさせようとか 思っているわけではありません。

しかし、助手席が空っぽの時や、野郎が乗っているときに 同じ仕草をするかといったら 微妙でございます。


さらには、リアビューモニターが着いちゃってから めっきり 振り返っての目視バックってやらなくなりました。

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昨日は家の用事で 伊豆の南端までドライブに行っておりました。
満開の河津桜を見るついで。

高台から港にいたる長い下り坂を下りていた途中。


車の外から 妙な音が聞こえたので 窓を開ける。
消防車の音のようだけど 少し音程が違う。


 
「ただいま 震度6の地震が発生しました」
「沿岸部に居る人は ただちに 高台に避難してください。」


え?揺れたっけ?周りを見回しても 特に変わった様子は無い。

電車や、車に乗ってると サスペンションの関係で地震に気がつきにくい。


きょろきょろして たまたま 「ここは海抜7m」という標識。

東日本震災での津波は 17mやら スケール違いの高さだったと聞く。

これは、全力で 今降りてきた道をバックしなくてはいけないか。
幸い 後続車はいない。

たぶん ここでの判断ミスが生死を分ける。

授業中、地震が来て 誰よりも先に 机の下に隠れる子 っていうのは、笑われていたけども、今思えば 賢い子だったのだ。

運転歴18年、おっさんのドライビングテクニックを見せてやるぜ。

どこまでバックして どこで 切り返そうか と今降りてきた道を脳内で反芻していると

「なお・・・・・・」


数秒

「 これは 訓練です。」

・・・・・・・・・・・・・・・。


いま 一瞬 イラっとしただろ オレ。

「なお・・」のあとの数秒間は
伊豆という土地柄、海沿いか山中にしか道が無く、大地震+津波だと帰路が絶たれる。

観光先の土地勘が無い場所で災害に巻き込まれる我が身の不運について考えるだけに充分な時間があった。

観光先なんて土地に知り合いのいない状況で被災したら 土地の人のご厄介になるしかないじゃないか。

現金の手持ちは今 どれくらいあったか。
車でどこまで行ける?避難所はどこだ。


はじめに「 訓練です 」と 言えよ。と思ったが
4年経って 何か 忘却を始めている自分にはっとした。

ここで感じた「怒り」 それは あまりにも暢気じゃないか。

何か 大事なものを忘却したから  怒ったのだろ?オレ。

今の数秒間 の脳内の動きこそが 訓練の意味だ。

一昔前だったら 防災無線からサイレンが鳴っていようが、どっかで火事かしら。
くらいにしか思わなかっただろうし。

避難所の位置なんて気にしなかっただろう。

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河津桜 満開でした。
菜の花と桜が同居する ってのは 早咲きの品種ならではの 珍しい絵ではなかろうか。









 




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