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2015年03月08日21:15

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ホルモンの解説が残念……

今さら聞けない! 子どもの「性同一性障害」基礎知識&親としてできること
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=132&from=diary&id=3307449

「生物学的な性」と「社会学的な性」がかい離してしまう理由の一つ(ただしそれが全てではない)にホルモンの乱れがあるとされる。しかし本記事における解説には誤りがある。

記事の記述は以下のとおり。

1.受精後、2〜3週間で精巣が作られて、自ら作り出したテストステロン(男性ホルモン)を浴び、生殖器が作られる
2.その後、子宮内でお母さんのエストロゲン(女性ホルモン)を浴びて成長する
3.出産直前になって、お母さんから分泌されるテストステロンを浴びる時期があり、この段階で、脳の男性化が決定づけられる
(引用ここまで)

記述はここまでだが、出生直後の赤ちゃんのホルモン分泌も重要だという。女児の卵巣は出生時には機能を休止し、性ホルモンはほとんど産生しない。一方で男児は出生直後も、しばらくはテストステロンを産出し、その後も低濃度のテストステロンを産生するという。

性ホルモンはグロブリンタンパクに結合しない、遊離ホルモンのみが活性を示す。血液脳関門は遊離性ホルモンしか通過しないので、出生後しばらくの環境も、もしかしたら性同一性障害にも一枚噛んでいるのかもしれない。

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