たくさんの 地獄の記憶がどんどんよみがえり
たくさんの 人の罪が 心にあふれかえり
愚かな とても愚かな 人の皮をかぶった獣に人々がなってゆくのを 目の前でみつづけて
そして 自分の神という存在の証明が確かになってしまう
しかし 肉の身は 肉を使う便利さにおぼれて 心を修正しない
一度覚えた呪いと知識は 無自覚に皮をかぶった獣達を攻撃して やむことがない
この肉の身さえ 道具にすぎないのに
この心のありようが 肉の身に支配されている
肉の呪いに 正しい行いが妨げられて
あまりにも 長く この肉のなかにいすぎて
深い罪に染まった
純粋に憎しみつづける それは この心の絶望と無限にリンクして
永劫に循環し続けている
金が道具にすぎないように
肉体も 道具にすぎない
自分の肉の想いが 獣に近いとき 沢山の呪いが世に放出され
自分の心の想いが 死の先をこえるとき 隠された言葉が周囲に集まる
そして 目がさめ また この 肉の身にいるとき
焼けつくような心の痛みにあえぐ
私は また 獣になりしものの魂をあつめ この地獄につなぎとめている
彼らは 災厄をふりまく道具となり 人々を 正しきものから惑わせる
肉が心を支配するからだ
肉のかたちが 心を変質させたように錯覚をするのも 同様だ
心は変質はしていなく そこにいつも存在し みえることがない
だから 肉たる道具の変質を 心の投影と錯覚し 心がかわると嘘をつく
道具に支配された心は 呪いと同じ状態になっていて
解放されることはない それが肉の呪い
あまりに とどまりすぎた この肉のなかに
この呪いのなかから はいでて 人である先にゆく方法がわかっていて
それをとらないで 肉にもどる 自分の愚かさが
あまりにやるせなく 心がやきつきそうだ
誰か 神が 存在しないって 完全な証明をしてくれる人がいないか?
誰か 神が存在しないって完全な証明をしてほしい
そしたら 肉のまま 救われる人々がたくさんあらわれるのに
尊い血が 大地に流されるのを この肉体は眺めるだけで
肉にとらわれ続ける心は 悲しみのあまり 肉の呪いを放つ
ああ 誰ぞ あらんや? 我に 救いをあたえたもう
なぜ 人は 神の不在証明が できないのか?
誰か 私の道を 破壊しては くれないか?
ああ 誰か 誰か!
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