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2015年03月05日08:50

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3月5日(木) #853 時代を映してきた特撮たち⑧

おはようございます。木下藤吉郎です。

今から40年前の1975年(昭和30年)の今日、クルーズ客船(豪華客船)のクイーン・エリザベス2が、日本への初の寄航で神戸港のポートターミナルQ2バースに入港しました。

※ クイーン・エリザベス2 - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%B6%E3%83%99%E3%82%B92%E5%8F%B7

また、今から30年前の1985年(昭和60年)の今日は、俳優の松山ケンイチ(まつやまけんいち)
さんの生まれた日です。
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%BE%E5%B1%B1%E3%82%B1%E3%83%B3%E3%82%A4%E3%83%81

3月5日木曜日

スーパー戦隊シリーズの紹介も、今回でゴレンジャーから数えて7作目であります。前作「大戦隊ゴーグルファイブ」では初めて「黒い戦闘服のヒーロー」が登場し、さらに戦隊員一人一人にパートナーが付くという設定が取り入れられた事、科学の発展の悪い側面、環境問題がベースになっていると見られる事などを書きました。

今回紹介する「科学戦隊ダイナマン」は、ヒーロー、ヒロインの5人メンバーはすべて科学者としていちジャンルのエキスパートの側面があり、敵の組織もまた科学の力を悪用して地球侵略を目論むという点では、科学技術の進歩と問題点をつくというゴーグルファイブの流れを引き継いでいるところがあるといえます(色もゴーグルファイブと同じく赤、黒、青、黄、桃の5色)。

しかしながら、ダイナマンはコンセプトが「科学と夢」であり、ダイナミックとダイナマイトを掛けたことや、「魂の爆発」を作品の魅力にしたいとの意向から、主題歌の場面、登場時の名乗り、5人揃っての決めポーズの時など、いたるところでナパーム弾(ナフサを主原料とする焼夷弾)や色粉を用いた爆発シーンが盛り込まれており、当時のプロデューサーによれば、「過去最高の火薬量」だったそうです。私もこの作品を揶揄する言葉として「科学戦隊というより火薬戦隊」というフレーズを見た覚えがあります^_^;

それでも、ダイナマンではスーパー戦隊シリーズで初めて取り入れられた要素もありました。一つは、悪役に「イケメン(美形)」キャラクターを採用し、目立たせるという描写です。プロデューサーによれば、悪役を際立たせる事でヒーローも引き立たせる効果が見込めるとのアイディアが元となっており、実際に「イケメン」キャラクターに当たるメギド王子は、最初は悪の組織の片腕として登場するが、中盤で「役立たず」と見放されて幽閉され、そこを膨大な復讐心で脱出し、自身を裏切った幹部を「悪のヒーロー」に扮して倒し(下剋上のようなもの)、最後には真のボスとしてダイナマンに戦いを挑み、散るという、きわめてドラマチックな流れになっています。

また、ヒーロー側においても、途中で敵のパワーアップによって従来の必殺技が効かなくなり、新必殺技を編み出して逆転するまでのいきさつを3話かけて描くという形も現れ、後発作品ではこうした描写がよりエスカレートして生かされているとか。

といった感じで科学戦隊ダイナマンを語ってまいりましたが、いかがでしたでしょうか？明日紹介するもの、すなわちダイナマンの次作品は、さらに抜本的な変換がなされますよ☆～（ゝ。∂）

※ 科学戦隊ダイナマン - Wikipedia
http://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%88%A6%E9%9A%8A%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%9E%E3%83%B3

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