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2015年03月04日00:04

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『グラウスタンディア皇国物語5』

内堀優一 先生が贈るファンタジー戦記。第5巻は大国リジアへの侵攻を図る“クロム”が
更なる策謀を巡らせる中、ラトルグ国の“レイリン”が新たな戦乱の火種を生み出します。
(イラスト/野崎つばた 先生)

http://www.hobbyjapan.co.jp/hjbunko/lineup/detail/590.html


“フィフニス”さえいれば寄せ集めの兵であろうと難無くまとまってしまう描写はコント
のように見えますが用兵する側、“クロム”にしてみれば心強いことこの上ないワケで。
それでも働き詰めな彼を労わる“ユースティナ”が可愛いです。お互い様な立場ですのに。

皇国七聖の一人“ウル”の子、“エリオ”と“リズ”が鍛冶師として訪れたのを預かった
“ファウラ”。彼女が自分の生い立ちをその子らに重ねることで思い出されるかけがえの
無い女性の生き様。長き月日を経て再会したあの場面は瞳にグッとくるものがありました。

“レイリン”がラトルグ国の腐敗を排し、女帝となることで彼女もまたこの世界の「神」
について知ってからの覚悟の決め方とその結果がまさに壮絶。そんな事態を知る由も無い
“クロム”もかつて無い窮地に陥っております。これも跳ね返せるのか、実に見ものです。


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