mixiユーザー(id:2989164)

2015年03月03日23:57

179 view

ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)

先日、ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)へ行った。
あのスーパー、ヤオコーが建てた美術館。
三栖右嗣記念館というだけあって、その人の作品だけ。
ヤオコーと三栖右嗣とどんなつながりがあるのか、そもそも三栖右嗣という画家を知らなかったのだけど。。。
ヤオコー創業者が、三栖右嗣の絵を買い求めたことから、らしい。
詳しいいきさつはサイトがあるので。。。

三栖右嗣(みすゆうじ)。全然読めなかった。
埼玉県比企郡ときがわ町にアトリエを構えて絵を書いていた画家らしい。
リアリズム絵画。
だけど、変に人間の視界ではそんな風に見えないだろうという書き方が見えてくるので、すごく不思議な絵。リアルなようでリアルじゃない。そこは写真ではない絵画としての狙いなのか。

私は決して嫌いではない。
ひとつ惚れた作品がある。
「林檎のある風景」の油絵。
信州の林檎園通いをしていた頃があるそうで、林檎の絵が多数。
その中の一枚で、大胆過ぎるアングルの絵。ほとんど空の面積でローアングルの地面に落ちた林檎が描かれている。遥か向こうに葉が落ちた木が一本。真ん中に立つ。
林檎は何個ぐらい落ちてたかなぁ?6個ぐらいだっただろうか?
そういうアングルが好きなのか、習作なのか、林檎だけでなく、そんなローアングルの絵が、展示してある絵のみならず、ショップで売っているグッズの中の絵でもいくつかあった。

ここの美術館の建物も、とても変わっていて素敵。
コンクリートの四角形。真上から見ると正方形みたいだ。
そんなコンクリートのため、足音がコツコツ響く館内なんだけど。(笑)
でも、その空間の硬さと冷たさと、りんごの絵たちと、なんだか私はとっても居心地がよかった。下手に絨毯を敷いて、足音を消さない方がいいように思う。ここの絵の雰囲気にこの空間が合っていると、そんな風に思った。
スニーカーで行っちゃったけど、今度はかかとが硬い靴でコツコツと歩いてみたい。

入館料は、300円。
でも、スーパーのヤオコーカードがあれば100円引き。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する