ついに今年もやってまいりました。本当はまだ材料整ってないんですが、さすがに３月に入ってしまったのでやりたいと思います。まだかなり迷いがあるため、考えながらタイピングしながら試行錯誤しながら…とまたもリアルタイムにやっていきます。
で、先日やりました昨年の振り返り。パ・リーグは特にソフトバンクが世間的にあまりにも大本命過ぎたから、それに対してのわらしの見解である「ソフトバンク２位予想」がどうなるかというところが一番の肝で、結果的にはゲーム差無しの１位ということで、世間的な予想からするとあながち外れてもなかったところには自分の予想力に酔いしれていないこともなかった…というか何を言いたいかといいますと、
今年もソフトバンクが予想の肝になりそうだ、ということです。
昨年我がオリックスがまさかの大健闘してくれ、オフに大補強を敢行したため、今年は割とオリックス優勝予想も増えたのではと思われます。先入観とかを入れたくなくて実はまだ評論家の予想とかは見てないんですけどね。
そしてわらしもついに応援してるチームが優勝に手が届くところまで来たわけだから、こりゃもう１位予想したいっていうのが人情じゃないですか。そこを果たしてどう予想するのか。読者の方は是非このあたりに面白味を感じて見てもらたらなと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、まずパ・リーグ予想からです。
今年のキーワードなんですが、「チームの波の安定度」です。
何故こういうところに注目するかにあたって、今年実は昨年までと大きく違うところが一つあります。
それは、交流戦が２４戦から１８戦に減ったということ。
たったの６戦と思うかもしれませんが、たったの６戦されど６戦です。
まぁそれもあるんですけど、交流戦２４戦の時は２連戦か４連戦で休みが挟まったりっていう感じでスケジュール的に割と余裕があり、先発ローテーションの５番手や６番手を中継ぎにまわしたりっていうことがやろうと思えば出来ることもあったり。なので絶対的な先発の柱がいるチームの方が若干有利な面があったんです。今年は同一カード３連戦なので、交流戦以外の時と多分ほとんど変わらないローテーションで行く感じになると思われます。そして、ここが重要なんですが、交流戦を得意とするチームと逆に苦手とするチームがあるんですね。なのでたかだか６戦でも結構影響大きいだろう、と個人的には睨んでいます。
それを踏まえて「チームの波の安定度」。これはつまりどういうことかというと、いかに同一カードを２勝１敗ペースで勝っていけるのか。安定してペナントレースを進めていけるのか。大連勝はいらない。連敗を少なくすることが今年のキーだと睨んでいる、というわけです。
では予想順位から。
１ ソフトバンク
２ オリックス
３ 西武
４ 日本ハム
５ 楽天
６ ロッテ
まずその注目すべき１位はなんとオリックスじゃなくソフトバンク。実はここは結構前からそう予想してたんです。わらし、近年のソフトバンクは全然と言って言い程応援してないというかむしろ負けろー！と思ってるくらいなので（笑）１位予想するのは癪なんですが…１位で。
この要因は、工藤監督が就任したことと、佐藤義則投手コーチが移籍してきたこと。
ソフトバンクは昨年の戦いぶり見てもらってもわかるように、打線は全然心配ないんですよ。１２球団１のチーム打率。４番のイ・デホがあれだけチャンスで打てなかったにも関わらず、ですよ。
なので不安と言えば投手陣。とはいえ、チーム防御率も意外とよくてリーグ２位だったんですけどね。それと言うのも、先発陣のふがいなさを、まさかの五十嵐・サファテコンビが共にキャリアハイ的な大活躍。それに加えルーキーの森や、ベテランの岡島らも安定していました。
その先発陣の層の厚さに反比例するように悪かった防御率をなんとかするには、まさに持ってこいの、昨オフ一の補強はソフトバンク松坂でもオリックス中島でも日ハム田中賢介でもない、佐藤投手コーチだと思っています。昨年までオリックスに在籍してたのに本当やられたと思いました。
ちなみに工藤監督も、評論家・解説としての発言は度々聞いたことありますが、これ程論理的で的を射ていてしっかり見てるなっていう人は中々いないなと思っていたくらい、目利きは非常にいい方なので、そういう意味でもチームの課題その他を把握する力、それだけでなく選手の育成、指導にも向いている有能監督になると思いますのでこれも大きなプラス要因。ただ工藤監督は投手のことには口を出さずに投手コーチに任せる方針だそうです。
で、予想ローテですが、大隣、松坂、攝津、バンデンハーク、スタンリッジ、武田かな。本当はウルフに頑張って欲しいんですけど、昨年の故障明けの状態が不透明なのが…。しかもバンデンハークがかなりヤバそうなにおいするんですよ。ひょっとしたら最多勝争いするかもって感じなので、そうなってくるとスタンリッジが不調じゃないと枠的に厳しいかも？東浜は調子がいい時は入ってくるかも。中田は今年はもう無理でしょう。寺原や帆足も入らないな。それよりも山田や飯田の方が全然あり得ると思います。ちなみに松坂ですが、チームが打ってくれるから勝ち星はつくだろうけど防御率は3.6〜3.9くらいじゃないかなって予想してます。まさかの目覚ましい活躍をしてくれればそれはそれで胸躍るのかもしんないんですけど、もうそういう凄みは感じないんですよね。
２位は我がオリックス。でも実は大補強していながら、昨期よりは苦戦を強いられそうな気がするんですよね。補強っていうのはすればいいってもんじゃない。実際昨期のオリックスはたいした補強してないのにも関わらずいきなり２位に躍進でしたからね。で、大補強と言われてますが、一体誰を主に補強したのか。まず投手では広島で実績のあったバリントン。野手ではメジャー帰りの中島、元日本ハムの小谷野、すっかり日本野球に慣れた大砲ブランコ。なるほどネームバリューで考えたらかなりのところを４人も補強してるんですよね。
で、まずはじめに１つ声を大にして言いたいのが、
何故ペーニャを引き留めなかった！！！これオリファンは結構言ってたことなんですけど、昨期確かシーズン終了前に来期は契約を結ばないって球団が言ったんですよね。これはあり得ないことですよ。選手をなんだと思っているのか。しかもペーニャは昨期２位躍進に大貢献した助っ人。また今年も同じくらい活躍するかどうかっていうとそれは半々な面はあるんですが、そうじゃないんです。彼の場合、数字や結果以外で大事な物を持っていました。ベンチでは人一倍声を出して盛り上げ、味方が緩慢プレイをした時には凄く怒ったりもしてました。オリックスがそれよりも前に低迷していたのはいまいちチームとしての結束力その他が微妙なところがありましたが、昨年は彼がムードメーカーとなり、結束力が上がったように見えましたからね。本当に痛いことです。実績としてはブランコの方が上なんですが、ブランコは故障がちなところがあるのでそこが恐いところではあります。
では予想ローテ。金子、西、ディクソン、東明、バリントン、ルーキー山��。バリントンはねぇ…正直あまり期待してません。広島での実績あるんですけど、昨年の投球で衰えをちょっと感じたのと、パ・リーグのバッターに通用するかどうかが？なところ。次点としては松葉や吉田一かな。東明は今年飛躍するはずです。吉田は無難に、でもあまり伸びずって感じでしょう。本当は岸田に先発やってもらいたいんですけど、昨期の感じからしても多分今年も中継ぎ起用になりそうだし残念。
これだけの補強をした時にはやはり監督の腕にかかっています。森脇監督がどれだけの手腕を発揮できるか。ここは見どころです。優勝争いをできたので、今年は昨期よりは接線に強くなるはずです。佐藤達や平野らが勤続疲労で故障とかがなければ安定した戦いはできるでしょう。
３位西武。ここがね、今年かなり恐い存在のはずなんですよ。ひょっとしたら優勝まであるかもくらいの２位と僅差の３位ってところ。正直現時点でも仏心でオリックスより下にしちゃってないかな自分、みたいに思ってます。ただ、２位もしくは優勝まで持ってこようとすると助っ人の活躍にかなり点数を見込まないといけないので３位が順当かな。
予想ローテは、岸、菊池、牧田、ルブラン、野上、誠。ただ次点候補も多く、岡本洋と先発起用される場合は実績ある十亀、それにひょっとするとルーキー佐野と７年目の宮田が花開く可能性も。先発の安定感はズバ抜けてるかっていうとそういうわけではないんですが、今年西武は打線も含めて全体的に安定した戦いができそうな感じがしますね。西武は若手の野手がどんどん出てくるところが特徴で、今年は怪我なく最初からおかわり君がいて、昨年は怪我の影響で一昨年よりはかげりを見せてしまった浅村という両主砲に加え、おかわり２世とも言える山川がおそらく今年ブレイクすると思います。そして成長著しい森。もう炭谷から遠慮なくレギュラー奪っちゃってくださいって思ってます。昨期、史上初の途中入団本塁打王に輝いたメヒアもいるし、リーディングヒッターやポイントゲッターもできる栗山もいる。打線はひょっとしたらソフトバンクよりも得点あげれる可能性もあるんじゃ？って感じです。ちょうど秋山や金子侑といった本来活躍していいはずの選手が昨年は不調だったこともあり、その辺りが復調するとさらに恐くなる。
西武の弱点は中継ぎ以降なので、高橋朋頼りにならず、うまく助っ人や場合によっては十亀なんかをもってきて勝てる試合を落とさないようにすればダークホースに。交流戦もどちらかというと得意ではなかったのでそれも朗報。
４位日本ハム。正直ここはあまり強さを感じないのにしれっと安定してたりするチームなので来期に関して言えばまだそんなに下位にはいかないかな。キャンプの具合とか見てると結構不安な感じではあるのですが。
予想ローテは、大谷、浦野、メンドーサ、ルーキー有原、中村、ガラテ。次点で上沢、吉川、木佐貫、白村。とはいえ正直吉川と木佐貫はちょっと厳しいかなと思ってます。武田勝はもうだめだ。今期くらいで引退じゃないかな。有原は前評判しか知らなくて実際に投球見てないからなんとも言えないんですけどね。昨期日ハム３位に貢献した浦野と上沢の２名が今年も昨年以上の活躍をするようなことがあると日ハムもかなり手強いチームになることは間違いないでしょう。中田も打点王とっちゃうし、盗塁王の西川もいるしで、なんだかんだで要所に役者がいるから安定するんでしょうね。
５位楽天。個人的には大久保監督はコーチ時代から手腕を凄く評価している方で、監督になったのは非常に楽しみではあります。まだじっくり考える前くらいは第一印象では４位くらいかなって思ってたんですが、このキーワードで考えちゃうとどうしても楽天とロッテを下位に置かざるを得ないんですな（苦笑）。
予想ローテは、則本、辛島、ハウザー、塩見、ルーキー入野、美馬。次点で横山、菊池、安楽、森。安楽に関してはしばらく２軍で様子見そうなんですけどご覧の通りローテが散々な有様なのでね（苦笑）。入野は多分かなり活躍するはずですがちゃんと先発で使ってくるかどうかなんですよねー。ちなみに松井裕は今年は８回を任せる方針だそうです。個人的には今年は先発一本でいった方がいいと思うんですけどねぇ。本来は永井とか釜田あたりにも頑張って欲しいんですけど、釜田は故障してからは全然あがってこれないし、永井もあんだけ悪いのが続くっていうのは一回故障したんだっけ？なんかポテンシャル高い投手だったのにもう復活できないのかなって残念な感じです。
６位ロッテ。昨年１位予想したのに大きく裏切られてこのザマです。というのも、昨年はチャンスだったはずなのにそれでダメだったらダメだな、と。絞って臨んでくれるはずの成瀬は結局ふるわず、涌井もパっとせず。相乗効果どころか何か逆にあまりモチベ上がらない巡り合わせになってしまったのかなと思ってます。成瀬は球団への不信感からＦＡ。こういうことが起こると流れ論的に言わせてもらうとチームはしばらく波に乗れないですよ。
あと、チームの安定感から真逆のところにいるのがロッテ。ロッテは大連勝もするし大連敗もするっていう、勢い任せでいける反面、安定感とは無縁なチームですからね。
今年のローテですが、石川、涌井、唐川、古谷、イ・デウン、ルーキー田中。次点をほとんどあげれないくらいいません。個人的には西野を先発に戻して欲しい。チーム事情とはいえ何故西野をストッパーにまわしたかなぁ。昨期は成瀬、涌井、唐川、古谷といったある程度１０勝近くを計算できる投手が総崩れだっただけに、西野を先発にしてたらどれだけよかったかと思ってましたよ。あとはわらしが昨年ドラフト時から太鼓判を押している吉原の台頭に期待。どうもチームとしては使うとしても中継ぎっていう方針っぽい感じがするんですが、吉原は先発で試してみるべき。かなりのポテンシャルを秘めてるはずなんですよねぇ。
野手陣も昨期は微妙で主軸の今江もそうですが、伸び盛りの若手で良かったのは加藤くらいで後は皆壁にぶち当たったっていう感じだったので…それが西武と同じようにその波の反動が今年に来たりすると打線爆発…っていうこともひょっとしたらあるかも。そうなるとちょっと恐い。
毎度のことですが、１時間半くらいで書けるかな…と思ってたら１時間５０分くらいかかったもよう。
西武は多分世間的にはそんなに上位予想いなそうな気がするので、ソフトバンクと西武の順位は特に気にして見ていきたいですね。それでは次回はセ・リーグ編でお会いしましょう！
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