mixiユーザー(id:19559630)

2015年03月01日15:55

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これが最後

あの写真は昨日我が家の最後の「祭祀」(儒教式の供養)の風景だ。
来年からはやらないことにした。
正確に言うとやり方を変えてお墓で簡単にすることにした。
10年前だと考えられなかった画期的な出来事だ。
まだ、儒教の風習が根つよく残ってる韓国で祭祀(ゼサ)を略してやるなんで、、、

「祭祀」が多い家は1年に9〜10回もやるそうだ。
亡くなった方はその命日に合わせてやるし、それを古祖ー曾祖父母の父母までやる。
それ以上は全部まとめて本家で祭祀をやる。
祭祀は本当に大変で面倒だ。特に色んな料理もし供え物を準備する女性には、、、
供え物を置く位置などの色んな仕来たりも大変。
特に祭祀っをする時間!本当は夜12時にする。
あの時間に霊が来やすいからだそうだ。

しかし、ウチはけっこう昔からこんな仕来たりを無視して簡単にしてきた。
お祖父さんとお祖母さんの命日を一つにして一回にしたし、時間も12時じゃなくて夜9時にした。
祭祀は昔、大家族社会で農耕社会には合うけど、現代の産業社会には無理がある。
12名の叔父さん叔母さんはいつも祭祀の価値は供養にあることではなく家族が集まって顔を見れることにあると
口くせのように言ってた。
「死んだ人が祭祀してるのか、してないかどうやって分かるだ」、「分からんよ」
こんな方だちだったから昨日のような決定が出来たと思う。
その決定が一番うれしい人は私だった。
私が長男でいつか「祭祀」をする祭主だからだ。
こういうに祭祀を簡単にしてやてる家が今すごく増えてるそうだ。
伝統がなくなると心配する人もいるけど、昔のことを100%残して行くことが伝統を守ることだとも言えない。
100年後、我が家のやり方が伝統になってるかも知れない。(笑)
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