2月22日(日)。
目が覚めた時から静かに小雨が降っていた。
午後3時くらいに雨が上がったので庭に出て、ずうっと気になっていた隣の山に咲いている花を撮っていたら、近くを通りかかったマンションの住人があれは桜ではない、白梅だと教えてくれた。
そうか、そうなんだね。
朱に交われば赤くなるかもしれないが、白梅は一輪、一枝ずつ見れば可憐で白いけれど、たくさん咲いていると白色ではなく、薄桃色の花が波打っている様に見える。
ちょっと豪華だ。
2月-14小さいおうち。
松たか子主演。山田洋次監督。
戦時中、まるでおとぎ話に出て来る様な赤い屋根の小さな家に起きた細やかな恋愛の話しを女中の目を通して描く。
巨匠、健在だなあ。笑いながら最後は泣かされた。愛する事、秘密を守り続ける事。自分への罰。色んな事を考えさせられた。前作「東京家族」ではどうなる事かと思ったが本作ではいつもの山田洋次ワールド。
松たか子と吉岡秀隆の最初のキスシーン。嵐の夜、稲光りが効果的。
松たか子がいそいそと出かける為に着物を着る場面の美しさ。
それにしても女中役の黒木華はいいなあ。
そして倍賞千恵子はもっといい。
前日、寅さんを見たばかりで倍賞千恵子の若くて綺麗な印象があるので感慨もひとしお。
人間、誰でも年を取る。倍賞千恵子がまさかこんなお婆さん役をやるとは思いもしなかった。
イヤ、自分の方がもっと早い速度でジジィになってるんだけど。笑。
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