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2015年02月22日17:14

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【報道特集2・21】 人質事件の裏側

昨日放送のTBS「報道特集」。
動画が上がってましたので。

http://www.dailymotion.com/video/x2hqol9_%E5%A0%B1%E9%81%93%E7%89%B9%E9%9B%86-%E4%BA%BA%E8%B3%AA%E4%BA%8B%E4%BB%B6%E3%81%AE%E8%A3%8F%E5%81%B4_news#from=embediframe


内容的に、ここまで外国メディア等により明るみになってた材料や、
ジャーナリスト常岡浩介氏他による散発的な情報を、キー局メディアが具体的に纏めた格好。

この中で特筆すべき一つ目は、以前出ていた情報の中の「CTSSジャパン」
(今回政府から部分的に協力を依頼されていた)のCEO、ニルス・ビルド氏が
初めて日本のメディアに登場、あらためて証言したということだろう。

彼が出て来た重要な要素は番組でも示されているように、
今の政府や野党らの動きに対し、「今後検証作業がきちんと行われないのではないか・・」
という懸念の上で今回取材に応じた、ということ。

因みに彼はこれも番組内で言われているように、過去には参議院外交防衛委員会の
シニアアドバイザーを務めている人物だが、そんな氏をもってしても
健全な検証作業の重要性を指摘しているというわけだ。


もう一つ。
これも前回の日記でも挙げた、宮台真司氏によるラジオ番組での証言にあった、

【後藤氏は事件前から軍事顧問会社から訓練を受けており、保険や交渉業務も含まれていた】

という事実と、その会社の存在について、初めて映像化されたことだ。

宮台氏はその会社が「TYR」という名称であることを明言していたが、
上記報道特集ではその企業名は明示せず、映像にぼかしを入れており、
その企業サイトにも同様の処理を施している。

それが、ここだ。

http://www.tyr-solutions.com/

ざっと観ると、民間軍事会社らしくあらゆるトレーニングコースやサバイバルグッズの
販売提供、関連する業務を総合的に扱っているカンパニーであることが伺える。

インシュランスやその辺りに関する部分についてはざっと観る限り見当たらないが、
それはある意味当然といえば当然かと。

尚、ここは後藤氏が代表を務めていた「インディペンデントプレス」でも、
メディア関係者らに対し紛争地での取材活動の際、高まるリスクマネジメントにおいて
活用を促すよう、仲介する態勢を組んでいたことが滲み取れる。

また番組ではもう一つ重要な項目が。

ビルド氏は、複数のルートによる情報から、TYRは主に「トルコのルートを活用し、
IS側との交渉を行っていた」と。

当初から囁かれていた、身代金額である「10〜20億円」の相場での実質的取引きは、
このTYRによる中身のことであると思われる。

そしてビルド氏の口からはっきりと、
「ISによる脅迫ビデオにより事件が明るみになったことで、政府は後藤夫人に対し
<もうTYRとのやり取りはやめるよう>求めたようだ」 と。

このことも既にネット界隈や一部ネットメディア等で囁かれていたことだが、
政府に協力をしていたビルド氏自らが公言したこと、これは何より大きいだろう。

因みに、この事実について問われた外務省と警視庁は否定している内容だが、
こんなものは当然のセオリーであるからして、何の意味もなかろう。

兎にも角にも、交渉のイニシアチブはこの時点で完全に政府が握る形を取り、
民間によるパイプを遮断したことは、これで100%証明されたも同然ということだ。

ここにはどの程度かどうか別にして、米政府による指示があったことは想像に難くない・・
ということだろう。

何故なら、この民間努力に対する圧力の掛け方は、昨年米で起きた
フォーリー氏人質事件での、家族による身代金募金支援行動に対する米政府の圧力と
全く同じやり方だからだ。


これらに対して、番組内で元リビア大使で中東調査会参与という立場にある
塩尻氏は、元来日本政府が取って来た一貫した方針は、何を差し置いても
邦人の命を救うことが第一であったにもかかわらず、この事件ではそれよりも
もっと大きな利益を優先する・・日本の方向性の大転換が示されたということだ。

これはつまり・・ここまでも触れて来た「米追従主義=シオニズム」に対する
安倍政権の同調であることを、塩尻氏は暗に示したのだろうと。

安倍政権、官僚含めた日本政府による単なる凡ミスの積み重ねなんて代物ではなく、
最初から画策の上で二人を見殺しにすることを執り行った・・ということに他ならない。

これでもまだ安倍政権の、表向き清らかな「積極的平和云々」という文言を
信じてやまないか!?

「国民を守るべく」とか、「日本国民に指一本触れさせない」なんてのは
全くの嘘っぱち、末端市民の一人や二人死のうが何しようが、どうでもよいということだ。

とどのつまり、安倍の腹の中は「真っ黒黒助」・・ということだ。
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