日曜の朝である。
たいてい土曜日はどこかで飲んだくれている。
そして朝、なんとはなしに昨日録画されていた番組を流し見する。
「おんな酒場放浪記」
「夕焼け酒場」
「美の巨人たち」や「限界超常ファイル」にまじって、
なんと、酒場めぐり系の番組の多いことか。
これ以外にも、
「吉田類の酒場放浪記」
「酒とつまみと男と女」
「木村郁美のほろ酔い紀行」
さらに、新作がいつ出るかよくわからない「せんべろ女とホルモンおやじ」
とにかく、飲んで食って「酔っ払って」適当にお店と仲良くやっていれば、
番組が成り立ってしまう。
BSやCSだから「こんなアバウトなつくり」の番組が流せるのだとは思うが、
それにしたって数が多い。
「吉田類→おんな」にいたっては、ネタの使い回ししているだけである。
たぶん、それなりに好調なのだろう。
制作費は安い、スポンサーはつけやすい、
案外ピンポイントでスポンサーである企業のターゲットがこぞって見る。
わかりやすい。
地上波でやってもたぶん好調だと思うのだが、
それをやらないのは「苦情が来る」だろうということと、
*どこにでもそういうやつはいる
高い金を使って、
人気の司会者、ジャニーズ、吉本その他芸人、アイドルをぶち込んでいる番組が、
低予算の「有名じゃない人」しか出てこないような番組に負けたのでは、
局としては何かと不都合だからだろう。
しかし、実際テレビの面白さとはそういうものにこそある。
テレビがつまららなくなっているのは、視聴者のせいだけではない。
公務員様の公共事業よろしく、
「莫大な予算を使いまわす」システムが、中身を腐らせるのである。
それにしても、おなかがすいた。
朝から見るもんじゃないな。
なんだ志村のこのマタギの店は!
熊鍋が食いてえじゃねーか!
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