痛みや苦悩というのは、
私たちが、避けたくなる感覚です。
それを、抵抗せずにあるがままに感じたら、
その痛みや苦悩がやがては消え去っていくことを体験できるでしょう。
ただ、抵抗せずにあるがままを感じていく。
というと、
「そんなの、できない!」、
と反発する声が大きい方も多いと思います。
「そもそも、何で、そんなもの、ワザワザ感じる必要があるの?」
そんな声も、あるんじゃないかなあ。
私たちが感じるすべての感覚が、
そのとき、そのときの今にとって、とっても大切な感覚なんですね。
そして、不快な感覚というのは、
必ず、快適な感覚を生み出すための準備になるんです。
そこから考えてみますと、
不快な感覚は、
自分が何が不快で何が快適か?
ということを明らかにするためのものなんですね。
痛みや苦悩というのは、
不快なものです。
その不快な感覚が、
今、存在しているとしたら、
今、快適さを生み出すために、自分が何をしたらいいのかを、
その痛みや苦しみを通して教えてくれているのですね。
痛みや苦しみという不快な感覚は、
実は、とっても深い感覚なんですね。
では、どうやって、あるがままを感じていけばいいのでしょうか?
痛みや苦しみというのは、
表面的には言語ではありませんので、
翻訳して理解する必要があります。
痛みや苦しみの中にある感情、
その感情の中にある叫び、
その叫びの中にある願い。
それらに耳を傾けて、感じとっていくとき、
痛みや苦しみの意味が理解されていくのです。
そして、その理解が、痛みや苦しみを消し去ってくれるのですね。
もし、からだのどこかが、痛かったら、
「痛みがある!」
「とっても痛い!」
まず、この感覚を、感じてみましょう。
痛い場所に意識を向けて、
心の中で、
「痛いよお!」
と叫んでみましょう。
そのとき、どんな感情が湧き上がってくるかを感じてください。
怒り、怖れ、哀しみ。
その中で、どの感情が強いでしょうか?
そして、その感情を感じながら、
その感情が、更にどんなことを叫んでいるのかを、感じてみましょう。
その叫びは、人それぞれでしょうが、
今の私の潜在意識からは、こんな声が聞こえてきました。
「もう嫌だ!」
「こんなのヒドすぎる!」
「はやく、終わらせてくれ!
「何とかしなくちゃ!
「でも、どうにもできない!」
それらの声を受容していきましょう。
そして、その叫びが静まるまで、聞いてあげましょう。
そばにいてあげましょう。
さて、そうして、受容の段階を経ますと、
やっと、本当の願いが、見えてきます。
痛みを表現していた心は、何を願っていたのですか?
何を欲していたのですか?
私の場合は、
「優しさが欲しかった」
「自分のチャレンジを認めて欲しかった」
「豊かさが欲しかった」
そんな願いが浮上しました。
私は、痛みを表現していた心に語りかけます。
「その願いを叶えていく道を、一緒に、歩いていこう!」
そして、その意図のもとに、
快適なポジティブな感覚を集めていこう。
そうしたら、どんどんと引き寄せの力が働くでしょう。
このワークに取り組んで、
表面化していたからだの痛みは、すっかり消え去ってしまいました。
やったあ!
どうぞ、皆さんも、不快で深ーい感覚を味わってみてください。
痛みや苦悩がやってきても、だいじょうぶ!
みーんな、あなたの強い味方なのですからね。
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