mixiユーザー(id:7287918)

2015年02月19日11:39

162 view

2/14 高峰秀子「放浪記(62)」「恍惚の人」は見たかった。

2/14 高峰秀子「放浪記(62)」は見たかった。

フォト


4年前に宝田明が「ラジオ深夜便」で、秀子の林芙美子のヒモ同然の作家が怒って殴るシーンに何回やっても成瀬巳喜男監督のOKが出ない。当然どこが悪いのか監督は言わない。高峰にそっと「どこが悪いんでしょうか?」と相談したら、「教えてあげない、もったいないもの」と言われキレた。どうせ役を降りるならこの憎き先輩女優をぶん殴って降りることにした。その翌日の演技はもはや演技ではなく暴力だった。ところがそれに監督のOKが出た。件(くだん)の演技が見たいと思っていた。ライバルの作家に草笛光子、生涯助けてくれる男に加東大介、先輩作家に(文句言う之助)伊藤雄之助、母親に田中絹代、最後の夫に小林桂樹。
帰途、池袋ブックオフにて原作「放浪記」購入。108円也。

フォト


併映は森繁「恍惚の人」。新文芸坐は超高音と超低音を切ってあるので衣ずれの音までは再現できないがそれでも家庭用テレビよりよほど迫力がある。認知症でどんどん後退していくお祖父ちゃんの感覚だが咲く花に見とれるところは健常者と何ら変わらない。お祖父ちゃんの世話をするうちに嫁(高峰)の心境に変化が出てくる。
8 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する