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2015年02月16日18:33

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Isod、BB/Kにみるイチロー

■イチロー、人生初の“DHなし”リーグへ 延長時の投手起用にも期待
(ベースボールキング - 02月15日 15:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=212&from=diary&id=3275080


イチローのMLB通算打率は、現在のところ.317と極めてハイレベルな数字で、長いMLBの歴史の中でも45番目に位置している。

そして、通算の出塁率は.360で、どちらを見ても素晴らしいものに見える。。


ところで、出塁率から打率を引いた値をIsoD(Isolated Discipilne)と呼び、安打以外の四死球による出塁率を表すもので、マリナーズ時代には、ほぼ1番バッター固定でチャンスメーカーの役割を担っていたイチローのこれまでの通算IsoDは0.043。

比較のため、主として1,2番を打ち、今シーズンからSFジャイアンツのユニフォームを着る青木を見ると、彼のこれまでMLB3年間の通算打率は.285で出塁率は.349なので、通算IsoDは0.066。

また、青木のここ3年間のそれはそれぞれ、0.067、0.070、0.064と概ね0.07を超えれば良しとされる数値に近くで安定している。


続いて、彼らのBB/K(四球/三振)という指標を見てみると、イチローの通算四球数は565個、三振が944個、青木の四球は43個、三振49個。

意外なことにイチローのBB/K0.599は決して高いとは言えない数字で、青木0.877から大きく水を開けられている。

(ちなみにマツイのIsoDは0.078、BB/K0.79)


2種類の打撃指標をみると、イチローはバットコントロールや走力に頼り、取れるはずの四球を取る前に打ちにいっていたように見えるし、青木は.280くらいの打率ながら、四球を選び出塁しようとする意識があるように見える。

また、10年連続で200安打以上打ったイチローが2度しか首位打者になれなかったのは、四球になれば除かれるはずの打席で手を出した事により打数に含まれたせいとも、読みとれるのではないだろうか?


そして、ここ最近のイチローのIsoDは、2012が0.024、13が0.040、昨シーズンが0.04。

バッティングに関してイチローが変わって来たとは思えないし、イチローと青木を天秤にかけながら、青木を獲得した昨年ワールドチャンピオンのSFジャイアンツには、ひょっとするとこのような視点もあったのかも知れない。。








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