mixiユーザー(id:644037)

2015年02月16日06:55

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狂気

ピンク・フロイドの、というか、音楽界における金字塔的なアルバムですが、
プログレというものを知って数十年。実は今まで一度も聴いたことがなかったのです。
”マネー”と”タイム”をベストやライブ音源での単品で聴いた程度で、フルはなかった。

理由は今考えればいくらでも出てくるんですが
一番大きいのは、ピンク・フロイド自体自分の好みの順番が低かったこと。

フィル・コリンズからジェネシスへ逆行していった自分にはやっぱりジェネシスだし、
そこからビル・ブラッフォード(アルバム”セカンズ・アウト”で名前を知る)関連、
マイク・オールドフィールド(アルバム”QE2”でフィル・コリンズがドラムで参加)へと
そっち方面の枝が広がっていったのでピンク・フロイドやELPにかける時間は
元々少なかった(その中でキャメルをどう知ったのかいまだに思い出せないが)。

また、ピンク・フロイドの初アルバムが”鬱”だったせいもあるかも知れません。
よりによってあれ以降のピンク・フロイドの音作りは全く違うと言っていいほど
変わった後の音を聞いてしまったので、初期の気怠さには耐えられなかったのです。
クレイジーダイヤモンドもその後のライブ”光”が初めてだったので
重くて堅い演奏からのオリジナル音源ではちょっと物足りなさを感じたぐらい。

あ、あと高かったんだ。こいつだけなぜか純金蒸着のCDでさ
他が2千円台に下がった後でも3200円を保ってたから。

割とそうした簡単で面倒くさい理由から”狂気”も後回しになってたのです。
今にして思えば当時聞かなくてよかったと思う。多分一日中聴いてたわこれ。
小5でジェネシス、中学時代にはクリムゾン聴いて洋楽かぶれになってたけど
これ聴いてたらもっとこじらせてたと思う。今ぐらい落ち着いて聞いてもやばいもん。
思春期の繊細かつ不安定な精神で聴いてたらどハマりしたなきっと。

しかしリマスターって流行りだな。いいよ古い音は古い音で。
そんな細かいバージョン分けされると全部聞きたくなっちゃうじゃんね。
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