第一次大戦、第二次大戦は、いずれもヨーロッパの失敗が
原因であった。
日本は、第二次大戦に不幸にも巻き込まれてしまったが、
結果的にヨーロッパからアジア、アフリカの植民地を解放したのは
日本である。
そして、21世紀になり、再度ヨーロッパが失敗しようとしている。
思えば、ヨーロッパが比較的成功した、20世紀後半は、
ヨーロッパと呼ばれる地域が、ソビエトとそれ以外に分裂
していたからであった。
おそらく、結果はそのようになるであろう。
問題は、中近東、アジアである。
これを、ヨーロッパ問題からリンクをはずさなければならない。
さもなくば、ヨーロッパの問題は更に深刻となることであろう。
日本は、ここにどのように関与するべきであろうか。
これは、深く考えるべき問題だ。
基本は、日本はアジアの一部である、ということだ。
そして、日本は、アジアを解放した、という歴史的事実、
そして、敗戦から立ち直った、という事実、途上国から先進国に
なりうる、というモデルとしての役割。
そこで、日本がこの地域で鍵となる国、それは、エジプト、
トルコ、サウジ、そしてイランだ。
そこには、ロシアとの複雑な関係が絡む。なぜなら、エジプト、
トルコ、イランはロシアと複雑な関係が存在するからだ。
日本が21世紀の国際関係において、キープレィヤーになる
理由がそこにある。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42870
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42870
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