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2015年02月09日15:03

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判例時報2015年1月11日

実用法律雑誌
判例時報
発 行 平成27年1月11日
発行通巻2239号
編集人 下平健一
発行人 判例時報社
発行・発売所 株式会社 判例時報社
雑誌 26332−1/11
ISSN0438−5888

細目次

◆記 事◆
移住福祉法学と
 福島原発被災者問題(上)
 ――特に自主避難者の移住福祉
   に焦点を当てて        吉田 邦彦
現代型取引をめぐる裁判例(363) 升田  純

◆判例特報◆
一 国際海上輸送をする船舶が公海を航行中に
 危険物に該当する自己発熱牲・自己反応性化
 学物質である積載貨物が船倉内で化学反応を
 起こして高熱を発し当該船舶及び他の積載貨
 物に損害が発生した場合において当該化学物
 質の製造業者の責任の判断に適用される準拠
 法
二 国際海上輸送をする船舶が公海を航行中に
 危険物に該当する自己発熱性・自己反応性化
 学物質である積載貨物が船倉内で化学反応を
 起こして高熱を発し当該船舶及び他の積載貨
 物に損害が発生した場合において当該化学物
 質の表示・警告状の欠陥を理由とする製造業
 者の製造物責任が認められた事例
 ――自己発熱性・自己反応性化学物質製造物
   責任事件控訴審判決
   (東京高判26・10・29)

◆判決録◆
─行 政─
◎貸金業法四条一項二号により定義されている
 同法六条一項九号の「役員」に監査役は含ま
 れるか
 (最二判26・7・18)
○窃盗被告事件で懲役二年の有罪判決を受け控
 訴した被告人の控訴審における国選弁護人に
 おいて、被告人の主張を逐一否定し、被告人
 は有罪であると考えていると主張するに等し
 い控訴趣意書を作成・提出した行為は、被告
 人の防御権を著しく侵害するもので、弁護士
 としての品位を失うべき非行に当たり、所属
 弁護士会による戒告の懲戒処分を相当とする
 判断には、裁量権の逸脱又は濫用はないとさ
 れた事例
 (東京高判26・5・21)

─民 事─
○週刊誌の記事によって名誉や信用を毀損され
 たと主張する新聞社の週刊誌出版社に対する
 謝罪広告の掲載と慰謝料の支払請求を全部棄
 却した原判決を取り消して一〇〇万円の慰謝
 料の支払が命じられた事例
 (東京高判26・6・26)
○拘置所に収容中の者に同意なく鼻からチュー
 ブを挿入して栄養剤を注入したことは安全配
 慮義務に違反するとして国の損害賠償責任が
 認められた事例
 (大阪高判26・1・23)
▽一 弁護士及び法律事務所に対する嫌がらせ
  目的で誹謗中傷文言を大書する紙を事務所
  前に駐停車した自動車に貼り付ける方法に
  より掲示する行為等につき、差止め請求が
  認容された事例

 二 差止め請求を認容しながら、差止め違反
  一回につき一定金額の支払を求める訴え部
  分につき不適法として却下された事例
  (東京地判26・7・7)
▽HIV感染症に罹患した看護師に対し、病院
 の上司である副院長及び看護部長が本人の同
 意なく入手した右罹患情報に基づき勤務を休
 むよう指示したことが違法であるとして、同
 病院を経営する医療法人に対する慰謝料請求
 が認容された事例
 (福岡地久留米市判26・8・8)
▽訴訟費用負担決定に基づく訴訟費用額確定処
 分に対する請求異議訴訟において、確定した
 訴訟費用負担決定に反する主張が許されない
 とされた事例
 (札幌地判26・7・18)

―知的財産権―

○「遠山の金さん」の文字を標準文字により表
 してなる被告の登録商標(指定商品:第九類
 及び第二八類)につき、商標法四条一項七号
 には該当しないとして、無効審判請求の不成
 立審決が維持された事例
 (知的財産高判26・3・26)

―商 事―
○実質的ディフィーザンス取引における説明義
 務違反があるとして原判決が取り消された事
 例(過失相殺五割)
 (東京高判26・8・27)

―労 働―
▽口頭による採用内定契約の成立が認められ、
 使用者による同契約の解約が採用予定者に対
 する不法行為に当たるとされた事例
 (福井地判26・5・2)

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