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2015年02月09日12:16

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思い出した

私が勤めてる病院は看護専門学校を持っていて、病院の隣に学校が建っている。
毎年50人弱の生徒が卒業して病棟に配属され、彼らは3年間働くと学費が免除になるそうだ。

去年、晴れて年期が明けた、ある看護師の兄ちゃんが春に退職していったが、その兄ちゃんは酷い悪筆で、未だPCが本格導入されていない病棟ではものすごい評判が悪かった。

・・・字が・・・まともに読めないのだ

でも、みきちゃわんはその兄ちゃんを気に入っていた。
その兄ちゃんと夜勤が一緒だと、何となくうまく行った。
その兄ちゃんは、よく「みきちゃわんと夜勤だと、皆よく寝てくれる」「みきちゃわんマジックですね」と言ってくれた。

今日は深夜明け。

今日のペアの看護師「けったくそ悪いネエチャン」は何故かみきちゃわんをめっちゃ嫌ってるらしく、何を言っても返事をしない。

そっちがそうならこっちも必要最小限しか言わない。

昼夜逆転してるジイサンがもぞもぞし始めたけど、「けったくそ悪いネエチャン」に相談を持ちかけるのも面倒なので、一人で対処すると、ジイサン寝てくれた。毎晩ももぞもぞして寝ないのに爆睡だ。

最近色々あって忘れてたけど、思い出した。

昼夜逆転すると薬飲まされて、下手すると「過鎮静」になって何日も朦朧としてしまったりする。
入職当時はなるべく薬を飲まされないように、一生懸命声かけしてた


長年お母さんの介護をしていて「お母さんが心配やから帰る」と言う人には
「お母さんは手を合わしたら合いに来てくれますよ」

漠然とした不安におびえる人には
「私等が付いてますから大丈夫、まかしてください」

持病を痛がる人には
「寝たら治る。寝たら治る。なっ」

家族が居なくて怖くて寝られないと言う人には
「わざわざ化けてまで会いに来るのは絶対ご先祖様ですって。もしかしたらお母さんかも知れないですよ」

最近、病院に毒されてきた感があるけど、介護業界に戻ろうと思う。
そっちの方が私本来の道のように感じる。


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