以前から見たいと思っていたけれど、行きつけのレンタルショップで見つけられずに、そのままになっていたコメディ映画。スカパーの放送で見た。
あらすじ
法王が亡くなって、コンクラーベ中のバチカン。有力な枢機卿が皆「法王にはなりたくない」と回避行動をしているうちに、とばっちり的に法王に選出されてしまった主人公の枢機卿。世界の信徒に向けて就任の挨拶をしようとするが、メンタルが追いつかずに挫折。バチカンを脱走して、ローマ市内をウロウロする。
偶然出会った演劇一座と交流することで、かつて自分が役者を目指し挫折していたことを思い出す法王。一観客として演劇を見守ろうとするが、業を煮やした法王庁が枢機卿総出で迎えに来てしまって、演劇はオジャン。
仕方なくバチカンには戻ったものの、就任の挨拶で「やっぱり自分には法王は無理です」。枢機卿たち「なんてことだ なんてことだ…」で完。
映画開始から90分過ぎても、主人公が立ち直る気配が一向になく、バチカンから出られない枢機卿たちによるバレーボール大会ばかりクローズアップされているので、『何かおかしいなぁ』と思っていたら、まさかの挫折エンドだった。
もちろん深い風刺的な意味があってのことなのだろうけれど、普通のハッピーエンドを想像して見ていた身としては、ひどくモヤッとしたというか、アドベンチャーゲームの初回攻略で強制的にバッドエンドを見せられたような気分になった。
せめて「ローマ法王の休日」という愉しげな邦題でなかったら、内容にギャップを感じることも少なかったのだろうけれど、これが原題直訳の「法王決定」とかだったら、そもそも手に取ろうとも思わなかったはずで、邦題を考えた人は良くも悪くも「いい仕事をした」と思う。
まぁイタリアとフランスの合作という話だけれども、フランス映画だと思って見れば、それなりに納得できる終わり方かもしれない。女の子とのデートで観たら、微妙な空気になりそう。
ネガティブなことばかり書いたけれど、枢機卿が教区対抗バレー大会をやっている時は、普通に面白かった。…けど、ガチで教区対抗バレーなんかやったら、アフリカ教区が普通に身体能力で圧倒だよな。体格が違うだろうと。
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