mixiユーザー(id:1277267)

2015年02月08日09:52

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必然的に変革は始まる、と思います

1980年頃から経済停滞が30年近く続いています。経済が成長して需要を供給が上回ったからです。この間、需要不足は国や企業や個人の借金で賄われてきました。この結果、借金が増え税収は増えず、国が破産しそうなのです。このため日銀がお金を刷り増しして破産を先延ばししています。

経済成長の見込みはありません。貿易収支も赤字になりました。税収が無いのに破産させない方法はお金の刷り増しです。国の機関である中央銀行にお金を刷り増しさせて、国の財政不足を賄うと言う策です。

アメリカはベトナム戦争のため大量のドルを刷り増ししました。このため兌換性の保証である金が不足して「金とドルの交換停止」を宣言しました。この時から全てのお金が不換紙幣です。だが兌換性はなくてもお金の信用を保つ必要があるし、各国は自主的な法律で規制しています。

アメリカでは債務上限法です。だが財源不足のアメリカがこの債務上限法を無視して、お金を刷り増しし始めました。量的緩和策(QE)です。今では日本、EUなどでも始めています。破産を先延ばしするには他に方法が無いと言うことです。

お金を刷り増しすればお金の価値が落ちます。お金を持っている者は価値が落ちた分だけ損します。大金持ちにも良い策ではないのです。だが破産すれば貸している金を一気に失います。破産が怖いので延命しているのだと思います。

これは財界たちが望んだものではないのです。経済が成長して、供給が需要を上回ってきたことが引き起こした「必然の流れ」だと言えます。需要の不足を借金やお金の刷り増しで作るしか方法が無くなったと言うことです。

即ち、彼らでは社会を維持することが出来ないと言う証明です。今後の世界は、国民自ら、人類自らが社会の仕組みを造りかえるしかないのです。社会が求める主な改革は貧困と失業を無くすことです。このためには貧困の大元である金融制度と、仕事の奪い合いになる市場経済の仕組みを変えなければならないと思っています。


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