二木 かおり
本気や真剣じゃない人は自分のところに来ないで下さいって、ことさら言いたがるセラピストさんに違和感のある私です(^^;;。
何らかのコンサル提供されてる方なら、そう線引きしたほうがいい場合もあるけど。
(コンサルは結果だしてなんぼなので)
心の分野では、正直難しいのでは…。
誰だってセッションに申し込む時はその人なりに真剣だし、本気なんだと私は思っているので。
けれど、心の状態によっては解決したい課題と向き合えない時もあるし。
課題がそもそも、本当に解決したいものではなかったりする。
自分が本当は何をしたいかも、良くわかっていなかったりする。
セッションにやって来るのは、普段自分の内面を掘り下げる習慣のある人ばっかりじゃない。
そんな人を本気じゃないとか、真剣じゃないとか、セラピストの価値観でジャッジしないで欲しいと思ってしまう。
回復のプロセスは人それぞれで、どうしても長く時間がかかる人もいるし。
貴方の提供しているセッションのスタイルや、価値観と合わない人もいる。
そんな時は真剣や本気とかを持ち出さず、クライエントを手放せばいいだけのこと。
自分の思うよな真剣さや、本気さにクライエントを導きたいなら、それはセラピストのエゴだと思うし(^^;;。
こういうタイプの方は、自分の思い通りにクライエントが変化しないと。自己愛が傷つくみたいなんですよね(^^;;。
クライエントさんのためじゃなくて、自分の価値観のためにセッションやってる。
セッションしたのにクライエントが変わらない、変わる気がない。それは貴方のやり方が悪かったか、合わなかっただけだと思う(^^;;。
もしくは、クライエントの変化が貴方の望んだ形ではなかったか。
自分もかつてセッションを提供していて、クライエントさんがまったく変化していないように見えたことがあって。
後から振り返ってみて。その時は自分の思う変化を、やっぱりクライエントさんに当てはめようとしてました。
セラピストの望む形にクライエントがどんどん変化したら、それこそ危険なのに気がつかなかった。本当に未熟だったと思っています。
クライエントのためにやってるつもりになってました。恐ろしいことに。
クライエントさんは継続を望んで下さったけれど。お詫びしてこの時はセッションを終了しました。
とても申し訳なく、恥ずかしい経験でした。
でもあの時引き返せて本当に良かったと思ってます。
セッションを手放して、まず自分をしっかり癒すことに注力出来たので。
人が自分の思うようにどんどん変化していくとしたら。それはセッションが上手く行っているというより。洗脳やコントロールを疑ったほうがいい(^^;;。
その人がどういうプロセスをたどるかは、セッションを提供する側が決めることじゃないから。
そのプロセスを待てなかったり、どうしても容認出来なかったら、すっぱり手放せばいいだけ。
過激なものが降ってきたので、また書いてしまいました。
自分も今後ここに陥らないよう、自戒をこめて。
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