ヨルダンの苦悩

■後藤さんとみられる新たな画像投稿　「期限は２４時間」
(朝日新聞デジタル - 01月27日 23:48)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3246248

　ヨルダンとしては、親日国として、また、日本からの援助をこれからも必要な国として、可能な限りの事はしたいだろう。だが、後藤氏と交換に死刑囚を解放する前に、まず、自国の囚われているパイロットの解放が先決。

　リシャウィ死刑囚と後藤さんを１対１で交換したとして、さらに自国のパイロットのためには２７名もの服役囚などを解放しろ、と言う要求はいかにも無法極まり無い。

　おそらくだが、この２７名は吹っかけている。ヨルダン政府として飲めるギリギリの線まで妥協を図るのだろうが、ここまでヨルダン政府とＩＳＩＳの水面下の交渉が上手くいってないのだろうなあ。

　２４時間と時間を切ってきた。

　が、ヨルダンとしてもそう簡単に結論を出せる話じゃない。アメリカは兵士同士の交換ではなく、テロリストと拉致被害者の交換はテロの要求に屈する話として反対しており、親米国でもあるヨルダンの苦悩は大きい。

　このままでは、後藤氏より先にパイロットが殺害されかねない。それをどうやって食い止めながら、交渉をするのか？ヨルダン政府、まさに正念場に差し掛かっている。