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2015年01月20日23:06

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ワンコと旅行…その26(完)

2012年2月24日の午後、富士宮市在住の知人と合流した「まかいの牧場」https://www.makaino.com/ からさらに国道139号線を北上し、着いたところは、「ASAGIRI Field Dogs Garden」だった(画像↑…カフェがあるクラブハウス。右端の建物は併設の宿泊施設)。→http://www.fieldbell.com/

クラブハウスにあるカフェで、ワンコ達の相性の確認も兼ねて、飲食することになり、私と私のワンコ達が先にテーブルについた。

少し遅れて知人とその愛犬が、私たちのそばへやって来た。

ところが、失敗した。初対面の犬たちなので店内に一緒に入るべきだった。

知人の愛犬が、アトリやグレイスを見た瞬間にビタッと立ち止まり、警戒心をあらわにし、睨めつけながら吠えた。

その態度に、アトリも応酬するように吠えた。

アトリたちは、パピーパーティ(幼犬だけの教室)から始めて、犬に対する社交性を身につけさせる努力をして、極力フレンドリーな犬に育ててきた。

だが、アトリはグレイスたちを産んでからは守るべきものが出来て、群れ?に害を与えられそうな場合は、敢然と防衛するようになってしまったふらふらたらーっ(汗)


知人の愛犬(エアデール・牝)は事情があり、成犬(3歳)で2010年11月から知人に飼われることになった。

そのような事情で、あまりフレンドリーではないことを私は忘れていた。

テリア種であるエアデールだから多少は致し方ないことではあるが、初めての対面時が大切なのに私の失策だった。特に多頭と1頭の場合は慎重に対面させるべきなのに。

私も知人も慌てて犬たちを制した。

知人は昔、オーナーハンドリングで犬を競技に出していたらしく、犬の扱いも上手く、すぐに大人しくしてくれてよかった。

コーヒーなどの飲み物とサンドイッチやなどで、暫く会話を交わして犬たちの様子を見ていたが、どうやら喧嘩などのトラブルは無いように思えたので、ドッグランを楽しませることになった。

知人の愛犬(ハルッカ号)は、多少の警戒心を残していたが、ドッグランを楽しんでいるようだった。
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だが、アトリたち2頭に囲まれると警戒する様子(特にアトリに対して)が見て取れたので、アトリを呼び戻して私のそばから離れないようにして、歳の近いグレイスと2頭だけにしてやった。
画像↓・上…左からアトリ、グレイス、ハルッカ号。画像↓・下…グレイスがハルッカ号の匂いを嗅ごうと、回り込んでハルッカ号の右側へ。
フォト フォト


2頭で遊ぶということはなかったが、雰囲気は悪くなかった。
画像↓…左からグレイス、ハルッカ号。
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のどがかわいちゃった、おみず、ちょうだい!
画像↓…奥がハルッカ号、手前がグレイス。
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ビデオカメラの液晶モニターでエアデールたちの様子を見ながら、知人と色々と話をした。
画像↓・上…奥がハルッカ号、手前がアトリ。
画像↓・下…だだっ広いドッグランをトボトボと歩くグレイス。画像を拡大してよく見ると、左奥の水飲み場?にハルッカ号がいる…ビデオ映像からピッアップしているので後方の景色(富士山方向)が青っぽいが、実際は(青くない)天候が良くなく雲か霧でかすんでいる。
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折角だから、「少し姿を撮ってもいいかしら?」と尋ねて撮影したら、その知人は「死ぬから?」と悲しいことを私に。

「普通は撮るでしょう?そんなことを言わないで…。家内(知人は私の妻が永眠したことを知っている)も同じことを言ったけど、犬の誕生日や表彰(警察犬協会の高齢犬表彰等)があって、撮ろうとしたら、そんなふうに言われて困りました…」と私。

前回の日記(その25)に書いた通り、その知人も癌を患っていた。私の妻と同じように死を覚悟していたようだが、私は最低限の常識を守りながら普段通りに接する主義だから病気うんぬんは出来るだけ考えないようにしている。

腫れ物に触るような接し方をすれば、そのような態度をすぐさま感じとられてしまい、反って楽しい雰囲気を壊してしまうと思うから普段通りに接することを心掛けた。

特に妻の場合は、余命6カ月の宣告を医師から言い渡されていたことを本人には告げておらず、変に気遣ったり優しくすれば同情と取られて、「死が近いのか?」と感じさせるのが嫌だった(悲しいかな、妻の死因は抗がん剤による副作用だった。医師たるもの抗がん剤の使用に当たっては細心の注意を払うべし)。

ドッグランで小一時間を過ごし、真冬の朝霧高原の夕闇が迫り、冷えてきたので病身の知人を気遣って切り上げることにした。名残は尽きないが…。

知人とそのお父様を見送り、数百回キロのロングドライブに備えて、クラブハウスのカフェに戻ってワンコたちと一息入れた。

カフェのおねえさん方と暫く歓談したのち、大阪へ向けて出発した。

最近の有料道路おいては、犬関連施設の充実が目覚ましいのでワンコも飼い主も非常に助かる。2002年に初めてワンコを連れて、大阪→群馬→埼玉→東京→大阪を車で移動した時などと比べると雲泥の差がある。

各高速道路運営管理会社のホームページの他に、パーキングエリア情報等に関連したサイトも多数あり、ワンコを連れての旅では大変参考になり助かる。

今回の旅での「全ドッグラン制覇」も、そんなサイトがあってこそ。この翌年の7月に、警察犬協会の行事等で山梨と東京へグレイスと移動した時は、改装中だとかで入れないドッグランが2〜3箇所あった。

最初の旅から参考にしているモノのひとつにホンダドッグがある↓
Honda Dog 高速道路サーピスエリア
パーキングエリア情報
http://www.honda.co.jp/dog/highway/

朝霧高原を出発し、東名高速の富士インターを経て(新東名の開通は2か月先だった)、浜名湖サービスエリアで念の為に私とワンコはトイレ休憩を取り、再び出発。このあと、伊勢湾岸道から東名阪に入り、御在所サービスエリアまでノンストップだった。

御在所サービスエリアのドッグランで一息つき、私が食事をとる間に(名古屋名物?の味噌カツ定食を食べた)、ワンコたちも車内のケージ内で食事タイム。
画像↓…カメラのフラッシュが届かないので…詳しくは、ホンダドッグで。
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売店で、名物の「なが餅」等をお土産に購入して車に戻り、大阪へ向けて出発した。

自宅に辿り着いたのは午前0時少し前だった。

ワンコたちは、住み慣れた家に入りホッとしていたようだったが、私は後片付けで車と12階にある自宅を何度も往復しなければならないので、ホッとしているわけにはいかない…ワンコが羨ましい…。

こういう時は、マンションは不便で自宅の玄関までかなりの距離を歩かなければならない。戸建てなら玄関がすぐにあり、荷物の持ち運びもそんなに苦にならない。

約5Kgあるケージ2個が一番の荷物(-_-;)疲れたので、食品(お土産、ドッグフード&食器等)や盗難にあうとマズイものだけ自宅に運んで、あとの荷物は翌日に片付けることにした。

やっと、今回の3泊4日のワンコと旅行も終わった。

この約半年後に、アトリやこの知人が永眠するとは思いもよらなかった。


この知人(篠木あかねさん)を偲んで…関連URLを書き残しておく。一部は閉鎖等で閲覧できない。

http://doggod.exblog.jp/14084245/ …エアデールのぬいぐるみ完成発表の記事


http://www.teddy-bear.jp/shinoki/index.html

http://www.teddy-bear.jp/index.html

http://www.rittibear.com/shop/list.php?creator_id=00000073&soldout_f=1 「篠木あかね追悼展」

http://sayusha.com/catalog/books/art/p=isbn9784903500454c0072
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