【時評】ヒトラーにＮｏと言った男。東条英機

ユダヤ人救出というと、杉原千畝ばかりが取りあげられるが、他にもユダヤ人を救った日本人がいる。
意外なことに東条英機。
多くのユダヤ人が満州から日本を経てアメリカへ亡命していたので、ナチスドイツは日本へ取り締まりを要請した。
しかし東条英機の返事は「Ｎｏ」
「日本国や満州国はドイツの属国ではない」

杉原千畝がユダヤ人に通行ビザを発行するのは、このときから2年後。
「独断でユダヤ人を救った」という美談は、誇張されている。
日本政府がユダヤ人のアメリカ亡命を黙認していたから、杉原千畝はビザを発行した。
戦後に、彼が退職するのは、外務省のリストラであって、ビザ発行の懲罰人事ではない。

歴史に埋もれた事実こそ、首相は機会があれば発言すべきだろう。


■「悲劇繰り返させない」首相、ホロコースト記念館で演説
(朝日新聞デジタル - 01月19日 19:05)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3233186