台湾を旅してきた。台湾は2回目。今回はバス旅ではなく、鉄道で
台湾を一周するという企画である。
台北から右廻りで、鈍行・特急を乗り継いで高雄まで行き、高雄
からは新幹線で台北に戻るというもの。
一回目は2011年8/12〜8/15の4日間で、台北周辺だった。
台北市内では故宮博物院・龍山寺・士林の夜市を見学し、宮崎駿
監督「千と千壽の神隠し」のモデルとして有名になった、九フン
も観光した。
1/11,関空10時発中華航空直行便で、台北には13:30着いた。
地元のガイドが待っていてくれて、王さんという若い女性でした。
さっそくバスで十フンの駅に。ここから1921年に炭鉱線として作ら
れた平渓線に乗車、瑞芳に向かった。（所要約30分）
指定席ではない為、立ったままの乗車になるかもしれないと言われた
が、運よく座ることができた。十フンは天燈（ランタン）上げが有名。
これは紙でできたランタンに、墨と筆で願い事を書き火をつけて
気球のように空高く飛ばすというもの。
もともとは台湾の旧暦の「元宵節」つまり一年で最初の満月の夜の
お祝い「平渓天燈節」の行事が由来という。
瑞芳駅から自強号（特急電車）で花蓮駅に・・・。18:57到着した。
1/12,朝食後、花蓮観光に出発。花蓮は人口34万人。
3000m級の山が多く、台湾の中で一番面積が広い市だという。
景勝地の太魯閣国家公園（タロコ国立公園）に向かう。立霧渓が
大理石の岩盤を浸食して形成された大渓谷で、世界遺産候補である。
「タロコ」の地名は流域の台湾原住民のタロコ族の言葉で、「連なる
山の峰」を指すといわれている。
タロコ渓谷の入口には「東西横貫公路」と書かれた石碑があった。
これは台湾の中央部を東西に横断する、唯一の自動車道である。
前身は日本統治時代の1914年に建設された「理蕃道路」である。
台中市東勢大橋を起点とし、太魯閣に至る全長193kmの省道である。
1960年5/9に、全線開通した。
ヘルメットをかぶって「燕子口」を歩く。ここには岩壁に多くの
小さな洞穴があり、そこで無数のツバメが巣を作っている為、燕
子口と名付けられた。「九曲洞」は東西横貫道路の旧道だが現在
は落石多発により閉鎖中であった。
断崖絶壁を見た後、「長春祠」まで歩く。ここには東西横貫道路
の工事中に殉職した225名の霊が祀られてあった。
海岸沿いに移動し、「七星潭」に行ったが、あいにくの雨であった。
花蓮の駅に向かい、14:45発の特急で台東駅には16:30着。
駅前でガイドさんが、釈迦頭（シャカトー）という珍しい果物を
買い求めてくれた。一つ30元。（日本円で120円）文字通り、釈迦
の頭のようなイボイボな形をしていて、熟していてちょうど食べ頃
だった。ホテルに帰って食したが、非常に美味であった。
高雄に行っても売っていたが、値段は倍以上していた。
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