日本のニュースでも話題になってるパリの新聞社銃撃事件。
宗教や移民問題等、根深い原因はあるのだろうが、
きっかけは、とあるフランスの新聞社が、イスラム教の開祖・ムハンマドを非難(?)というか、バカにしたとも受け取れる風刺画を掲載したことだ。
宗教を扱うということは、とてもデリケートな問題であり、その記事自体も問題はあるとは思うのだが(特にイスラム教徒には)、
だからといって、もちろん銃撃しちゃダメだ。論外だ。
しかし、
その銃撃された新聞社が、最新号で、またムハンマド風刺画を掲載した。
再度の報復のつもりか?
だが、
テロや殺人は罪で、節度のない表現の自由はOKなのか?
ここまでくると、なんかズルい。
もちろん、たとえ報復の意味だとしても殺人は間違っている。
でも、これに対してのこの仏紙の対応はもう言論テロだ。
残念ながら欧米社会は「自由」の意味を履き違えている。
自分達がすべて正しいとでも思っているのだろうか?
もうやめてくれ。
憎しみの連鎖は、何も生み出しはしない。
このあいだのパリ市街での、あの大規模デモはいったいなんだったんだ?
平和を願うためのものじゃなかったのか?
やられたらまたやり返す、そのためのデモだったのか?
そんなものに、各国の首脳が参加したのか?
日本のメディアはどうする?
また欧米にすりよって、あくまでもイスラムだけを非難するのか?
自分が心から信じてるものが、バカにされたら、ふつーにムカつかないか?
憎しみのあまり、そんなことさえも人は見失っているのか?
何度も言うが、もちろん殺人もテロも肯定はしない。
最悪だ。狂ってる。
でも、
平気で人の心を傷つける行為だって最悪だ。
表現の自由?
それはそれでいいだろう。
認められるべきだろう。
ただそれが、何の批判もなく受け入れられる社会は、
やっぱりどこか狂ってる。
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