従軍慰安婦の問題にしても、竹島の領有権問題にしても、いろいろな面で日韓関係に軋轢が生じているのは、日本側の姿勢が良くないのだと思います。一番の隣国として、未来志向の関係を目指すのであれば、現在の関係はよろしくないと言わざるを得ません。そして、現在の状況で韓国が姿勢を変えない以上、日本が姿勢を変えざるを得ないと思います。
従軍慰安婦の問題については、過ちがあったのであれば、素直に謝罪ましょう。もちろんそのためには、被害者を名乗る人の証言だけではなく、証拠や第三者の証言が必要です。それがなく謝罪を行うのは、「犯罪被害を名乗れば、相手は無条件で謝罪しなければならない」というとても法治国家とは思えないことを許すことになるので、譲ることはできません。よって「きちんとした証拠を出してください。出されれば謝罪も賠償もします。しかし、それがなければ何もしません」と宣言しましょう。
なお、謝罪したとしても賠償については日韓基本条約で解決済みですので、追加はアリエナイということをできればハングルの同時通訳付きで安倍首相に発表してほしいと思います。
竹島の領有権問題については、日韓の基本姿勢が異なりすぎるので、このまま「対話のドアはオープン」と言い続けても進展はありません。韓国に対して「今年３月までに国際司法裁判所に共同付託することを提案する。応じない場合は単独提訴する。単独提訴しても解決しない場合、日本領土の侵犯としてあらゆる手段を尽くして実効支配を取り戻す。防衛力の行使も厭わない」と宣言すべきだと思います。「対話のドアはオープン」ではなく対話に引きずり込みましょう。
さて、冒頭で「未来志向の関係を目指すのであれば」と書きました。逆に言えば、今の関係のままで良いのであれば今のままでも良いと思います。個人的には日韓関係を改善する必要性は感じていませんが。
■朴大統領「日韓首脳会談には日本の変化が重要」
(朝日新聞デジタル - 01月12日 13:11)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3221993
ログインしてコメントを確認・投稿する