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2015年01月12日22:50

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ラブジョイ彗星 Vol.4

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先日からSX赤道儀が不調な為 うちの主砲のPENTAX100SDUF(つちのこ)やイプシロン130が使えませんでした。その後何度か動作チェックをしても不調の原因は不明。しかしながらメーカー送りにして修理を頼むと数ヶ月戻って来ない可能性もあります。ラブジョイ彗星の旬は今なので何とか騙し騙しでも使いたい。本日はセッティングをしっかりやってつちのこで撮りました。
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今回もう一つの課題をクリア。それはDeepSkyStacker(以下DSSと表記)のスタック処理で、Cometモードで何とかRAWデータ100コマの処理を完遂すること。
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それはPCにかなりの負荷をかけるヘビーな演算処理だと思われ、実際途中で何度もアプリケーションがエラー終了し、正直言ってこれまで100コマレベルのスタック処理は一度も成功していません。いつも20コマレベルで済ませています。画像処理のパラメーターの値をうんとシビアな入力値にすれば成功する可能性は高まりますが、今度は処理時間が大幅に伸びてしまうというジレンマあり。先日は2時間半の演算の最後の辺りでDSSが落ちてブラックアウトしました(泣)

時間がかかるのは仕方が無いと諦めてそういう設定にして演算開始・・・結果、何とか成功しました。時間は思ったほど長くかからず拍子抜け。実は今回はスタッキングする100コマを事前にしっかり厳選してエラーの原因になるブレたカットを除外した事。彗星核の位置を手動でマーキングする前処理を全てのコマに施したこと(コレにかなり時間がかかりましたけど)それらが功を奏した理由かと・・・

DSSから出力されたファイルはAdobeRGBの32bitのTIFFデータです。一つで約290MBある。それを露出を変えて3種類出力してそれらをPhotoshop上でコンポジット合成してHDR合成の効果を高めました。中途作業ファイルは一つで1GBに達します!それから16bitデータに落としてコントラスト調整をして最終的にs-RGBの8bit縮小画像にしたのがこちら・・・

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撮影データ:NikonD5300+PENTAX 100SDUF改 VixenSX赤道儀 IDAS LPS-P2フィルター使用 ISO1600 RAW 30sec×100+ダーク10枚 DSSにてスタック(Cometモード)PhotoshopCS6にてコントラスト調整 トリミング 

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こちらはイオンテールの尾が分かりやすい様にモノクロネガポジ反転したもの

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苦労した割にはあんまり彗星の尾は出ていません。でも光害の激しい住宅街で撮影しているのだから、そんな環境でこれだけ写れば良しと言う事です。とりあえず12日の撮影はまずまずの成果だったと感じます。ラブジョイ彗星は今月いっぱいは良い観測条件にあり、まだまだ期待が持てますね。
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