明けました。ので、いつも通りの居残り勉強(←意味不明)で申し訳なし。
�猾�内FREDERICK FENNELL 100TH ANNIVERSARY音楽祭�畉能�日(←意味不明)な56枚目は、『運命の力 フェネル&TKWOレジェンダリー・ライヴVol.2 / FREDERICK FENNELL指揮 東京佼成ウインドオーケストラ』(ユニバーサル クラシックス&ジャズ / UCCS1160)。
大々的に宣言したクセに、音楽祭もう終わりかよ。と思われてしまいそうですけど、この日記でとりあげている、儂史上の新譜だけでなく、これまでの音源も駆使してやってますんで、どうぞよしなに。
アタマの"La forza del destino - Sinfonia"(Giuseppe Verdi / 稲垣卓三)。一瞬縦の線が危うい気もするのですが、とにかく原調なのがグッドです。前に聴いたGABRIELと空軍ヤツは、確かに立派な演奏でしたけど、移調してあったからね・・・。
続く小山清茂の"吹奏楽のための「太神楽」"。儂みたいな凡人からすると、小山清茂だったら他にもっといい作品があるのに、なんて思ってしまいます、だけど、この曲って、たぶんFENNELLのお気に入りのハズ。なにしろ、以前にセッション・レコーディングもしてらっしゃいますから。儂等が国の楽曲をアメリカンな人達が演奏すると、なんとなく違和感が残るコトが多いのですが、その点当CDは佼成なので、そんな心配はゼロ。アレッ??てえコトは、指揮者の能力は関係なし???いやいやコレもきっと、FENNELLあってこその演奏なのでしょう。
さらに3曲目は、PHILIP SPARKEの"Celebration"。この曲も、かつてセッション・レコーディングされていました。その演奏の、特に後半の追い込みはすさまじく、儂個人としてはFENNELLと佼成のベスト・プレイだと思っています。このディスクの演奏は、接触と比べると、さすがにちょっと押さえ目。まあ、やり直しのきかないライヴで追い込みすぎたら、例えFENNELLと佼成といえども大事故間違いなしなので、致し方ない措置だと思われます。でも、これでもナマで聴いたら、かなりの迫力だという気がします。っというか、ナマで聴きたかったです。
そしてメイン・ディッシュは、"Symphonic Metamorphosis on Themes of Carl Maria Von Weber"(PAUL HINDEMITH / KIETH WILSON)。この曲の中で、もっともFENNELLらしさが出そうなのが、4楽章の"March"。イントロの数音まではあれれなカンジでしたけど、その後はしっかりと追い込んでくれています。こういう、ただ荒っぽいだけの一歩風な音楽って、いかにもFENNELLって気がしませんか?ただ、hrn.がついていけてないのが、なんとも惜しかったんですけど。あと、ちょっとだけ粘り気味の3楽章も、意外によかったです。
にしても、上記4曲にプラスVERNE REYNOLDSの"Scenes for Wind Instruments and Percussion"とは、なんとも濃いプログラム。演るほうも聴くほうも、お互いにパワフルだったんだねえ。
【2013.11.19.初聴】
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