明けました。ので、いつも通りの居残り勉強(←意味不明)で申し訳なし。
�猾�内FREDERICK FENNELL 100TH ANNIVERSARY音楽祭�畧篁審�催中な55枚目は、『マーチ ワールド3 / FREDERICK FENNELL指揮 東京佼成ウインドオーケストラ』(ブレーン / BOCD-7503)。
このCDが損してるなと思うトコ。それはズバリ!!!!!価格とデザイン。(儂だけ?)CD1枚\3,060なんてイマドキなかなかありえないっしょ。そしてこの、あまりにもコドモ向け風なデザイン。儂の様な、年季の入ったオッサン(あたりまえか?)は、正直ちょっと手に取りづらい。そんな外見からは想像もつかないような、行進するためでなく音楽の一形式としてまマーチという、なかなか高尚な内容なのに。コレじゃ、そこいら辺で売られている、実用音楽シリーズと見分けがつかないじゃんか。あくまで中身で勝負なのはわかるけど、それなりの顔ってのがあるでしょ。ま、最後はセンスの問題だけどね。
以上のような印象から、コレまで一線を画してきたワタクシでしたが、なかなかどうしてFENNELL独特のリズム重めで重心低めな演奏の魅力には抗しがたく今頃になって全部つきあうべく画策してるんだけど、もしかしたらちょっと手遅れかも・・・。 例の�狃饑劼良���(→
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1936999140&owner_id=288322)によると、このシリーズは選曲もすべてFENNELLが自らしたそうな。手書きのリストが、写真のカタチで載ってたからね。というコトは、何曲か収録されてる儂等が国の作品も、制作側の意向で選ばれたのではなく、FENNELL独自の基準でリスト・アップされたというコト。そういう経緯を知った途端、なんだかうれしくなってきちゃった。ある意味完成された音楽家として儂等が国にやって来たFENNELLが、さらに貪欲に未知の国の作品をレパートリーに取り込もうとしているってコトなんだろうから。そういう意味でも、この音源集の価値ってのは、かなり高いんじゃないかと思うんです。
このCDで印象に残ったのは順不同で、"Marche Lorraine"(LOUIS GANNE)"Lights Out"(EARL ELLESON McCOY)"L'Inglesina"(DAVIDE DELLE CESE)"Mälardrottningen"(VIKTOR WIDQVIST)"The Vanished Army"(KENNETH J. ALFORD)など。いずれも期待通りの重めな演奏。そしてなにより"ポップス・マーチ「素敵な日々」"(岩井直溥)。課題曲という枠組みから解き放たれたFENNELL独自の解釈が、この作品の新たな魅力を引き出しているようにカンジました。
【2013.11.7.初聴】
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