選挙予測報道に反対する

■選挙予測報道の意義を考える　株式会社デザインルール代表・佐藤哲也
(THE PAGE - 01月02日 08:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=3209776

選挙予測を報道することに反対である。

問題点１　１人だけ当選する場合(小選挙区制、首長選挙など）
嫌いな候補が勝利の予想が立った時に、その候補を落としたい人が２位と予想される候補に集中し、３位以下に予想された候補が不当に損する。

例ア
都知事選挙の時に、脱原発派は迷ったのではないか。
原発容認の舛添候補を倒すため、脱原発派は宇都宮候補に入れるか細川護煕候補に入れるか迷ったと思う。一般予測では細川候補が宇都宮候補より有力とされていて、
「本当は細川候補より宇都宮候補の方が好き」と思いながらも
「でも、原発容認の舛添を倒すためには、嫌いでも２位と言われる細川さんに賭けよう」
と予測報道に影響されて投票行動を変えた人も多いのではないか。

ところが、結局宇都宮候補が２位だった。

例イ
このたび共産党が増えた。が、元々民主党が「自民党を倒すには２番目に有力な民主党に入れるしかない」と不当に票を集め、今回は、「どうせ政権交代はないし、民主党には一度やらせてがっかりだったし」と、今回がむしろ本来の状態に近づいたのではないか。

問題点２　複数名が当選する場合
参議院東京選挙区では、１回に５人が当選。
丸川珠代氏・自民が初めて立候補した時、途中の報道ではベテラン保坂三蔵氏・自民が余裕で、丸川氏が当落線上との予測だった。

ところが、実際には丸川氏圧勝、保坂氏まさかの落選。
恐らく、自民党支持者が「保坂さんはもう大丈夫、ぜひ自民党からもう一議席、丸川さんにも当選してもらおう」と投票行動を変えたのではないか。

以上のような問題点を考えるに、やってみなけりゃわからない選挙について、事前報道で投票行動を攪乱させるのは良くない。

なお、以上の問題は次のイギリス式比例代表制を用いれば全て解消する。国民は報道に関係なく、死票も同士討ちも恐れず、自分が一番気に入った候補（から順に）投票すれば良い。

イギリス式比例代表制１
http://www.youtube.com/watch?v=FuClihc_E9w
その２　名簿を使わない　無所属も可能な比例代表制
http://www.youtube.com/watch?v=JjiNM6wYjts
その３　投票方法　自由度が高い
http://www.youtube.com/watch?v=8V5nYQCSTh4
その４　「死票」「人気者が多く票を持って行きすぎ」という他の制度の問題がない
http://www.youtube.com/watch?v=yROUpe_RPuQ
その５　共倒れ・同士討ちという問題を無くす
http://www.youtube.com/watch?v=ObqZRt_aabc
その６　デメリットとその対策
http://www.youtube.com/watch?v=J_WOK5H2-Ls
その７　諸外国の例
http://www.youtube.com/watch?v=GbZrPY9rPk8
その８　板垣退助が主張していた
http://www.youtube.com/watch?v=XjA0plH67RM
その９　終わりに
http://www.youtube.com/watch?v=8GJrmHgPudI
付録　講師と塩浜対談
http://www.youtube.com/watch?v=I4PPCaQ3ydU


オタクのコーナー
日テレジェニック２０１３年は、途中当落線上ギリギリばかりだった末永みゆ候補が最終的に突如トップ当選。
２０１４年、我らが葉月あや候補・Hカップが途中何度もトップに立っていた。
選挙戦最終日、グッズを買う人が少なかったので、
「保坂三蔵さんみたいになったらどうしよう」と心配になった。
が、順当にトップ当選した。
記者会見で「おめでとう！」と叫んでいる私がテレビに映っていた。
正月におめでとうとは書かない癖に。

ついでに余計なネタ
私の国会の通行記章を手に入れるにあたり、紹介議員が必要である。
保坂三蔵議員が私の紹介者だったが、上述のように落選、続いて若林正俊議員にお願いした・・・ら、その後、押しボタン事件（知らない人は調べてください）で辞職。
なんか、自分が疫病神のような気がしてきた。