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2014年12月30日15:39

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今年見に行った展覧会ベスト10!(その1)

 「美術館・博物館」コミュにも書き込みましたが、27日に三菱一号館美術館「ボストン美術館 ミレー展」を見て見納めしたのでコメントも入れて再度発表しようと思います!

 1、「人間国宝展」(東京国立博物館)
  
 期待しないで行った分感動が大きかった!古典の名作と現代の人間国宝(とはいっても故人だが)の作品の比較展示といい、様々なジャンルの工芸が見られたことやケースの配置や円柱が立つ広場のような空間での斬新な展示など今でも印象に残ってます。丁度見たいと思っていた、仁清「色絵梅花図茶壺」が出ていたのも感動モノでした。図録は存命の人間国宝の作も解説付きでのっておりGOOD! イヤホンガイドの解説が歌舞伎の人間国宝である中村吉右衛門というのもにくい!

 2、「神品至宝―國立故宮博物院展」」(東京国立博物館)

 書画の間に磁器や玉器を入れるなど飽きさせない展示、台北で充分見られなかった分ここで存分に楽しめました!皇帝のおもちゃ箱といわれる多宝格をイメージした展示空間も面白く、また図録も2500円と高価であったが今までのもので一番分厚く、コラムも多く今でも読みごたえがある。「翠玉白菜」は見られなかったがそれでも十分堪能できました。

 3、「生誕200年 ミレー展」(府中市美術館)

 市の美術館でここまでやるか!という企画・内容でした!すべての作品がミレーである上に定番の風景画だけでなく肖像画や画学生時代の周作などミレーの画業と人となりがよくわかる展覧会でした。ミレーのデッサンを見るとなぜかジブリの絵コンテみたいに見えるのが不思議〜!図録は今一つで買わなかったんですが、ミレーについて知りたくなり解説してある文庫本買いました。三菱一号館美術館「ボストン美術館 ミレー展」もよかったんですが、こちらに軍配をあげます!!

 4、「オルセー美術館展」(国立新美術館)

 見たかったカパネル「ヴィーナスの誕生」やミレー「晩鐘」が見られたことで満足したのはもちろん、パステルカラーの色分けで区切られた展示室で裸体画や静物画・風景画などいろいろなジャンルの絵が見られたこと、絵のレベルの高さなどとても贅沢な展覧会でした。ミニ図録で今でも思い出します。

 5、「かわいい日本美術」(山種美術館)

伊藤若冲の「樹花鳥獣図屏風」の升目書きの動物たちに見惚れ至福の時間だったのに加え、美術好きになった原点である谷内六郎さんの原画に初めて出会えたこと(それも週刊新潮の挿絵ではない私が知らなかったもの)で感動しました。小粒の展覧会ながら大満足でした。図録も小さい版ですが絵に吹き出しで解説があったりして値段も1000円!まさに「かわいい」図録でした。

 まずは5位まで!
7 1

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